正しく知ろう「新型コロナワクチン」(令和4年2月17日)
新型コロナワクチンは、新しい仕組みのワクチンということもあり、副反応の話などを聞くことや様々な情報があふれるなかで、接種を迷っている人も少なくないと思います。
新型コロナワクチン接種は強制ではありません。予防接種による感染症の予防効果と副反応などのリスクの双方を十分に理解いただいたうえで、本人(保護者の方)の意思に基づき、受けていただくことになります。
皆様には、正しい情報を知った上で、ワクチン接種を受けるかどうかの判断をお願いします。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「新型コロナワクチンの接種を望まない場合、受けなくてもよいですか。」
予防接種、ワクチンについて
【予防接種とは】
感染症の原因となる病原体に対する免疫ができる体の仕組みを使って、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために、ワクチンを接種することをいいます。
【筋肉注射とは】
現在、日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、筋肉注射で接種します。筋肉注射とは、ワクチンなどの医薬品を皮下脂肪の奥にある筋肉に注射する方法のことで、一般的に筋肉注射は皮下注射よりも特別に痛みが強い注射方法ではないと考えられています。
【ワクチンについて】
これまで日本において使用されていたワクチン(不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン)はウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫が出来る仕組みでした。
現在、日本で使用されているファイザー社及び武田/モデルナ社のワクチンはmRNAワクチンと呼ばれ、アストラゼネカ社のワクチンは、ウイルスベクターワクチンと呼ばれます。mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンやウイルスベクターワクチンでは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報の一部を注射します。人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「ワクチンの安全性の確保のため、どのような取り組みをしていますか(審査の厳格性など)。」
Q「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。」
ワクチンの効果
日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「日本で接種が進められている新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間)がありますか。」
Q「妊娠中にワクチンを接種した場合、生まれてくる新生児に免疫はつきますか。」
ワクチンの副反応
現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
また、稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生することが報告されています。もし、アナフィラキシーが起きたときには、接種会場や医療機関ですぐに治療を行うことになります。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。」
Q「副反応は1回目の接種後より2回目の接種後の方が強いと言われるのはどうしてですか。」
Q「アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。」
Q「アレルギー反応が心配されている、ポリエチレングリコール(PEG)やポリソルベートが含まれる医薬品にはどのようなものがありますか。」
Q「副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか。」
追加接種(3回目接種)について
日本で接種が進められているワクチンは、高い発症予防効果があり、感染や重症化を予防する効果も確認されています。しかしながら、感染予防効果等は時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが、様々な研究結果等から示唆されています。
一方、追加接種により、低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部第57回本部員会議(令和4年2月7日16:30開催)資料より抜粋
接種を考えるにあたり、「私は接種できますか?」
接種を検討される際に、自身のお身体の状態等を踏まえた疑問などについて、厚生労働省ホームページの新型コロナワクチンQ&Aで紹介されているものの一部を掲載します。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「ワクチンを接種することができないのはどのような人ですか。」
Q「ワクチンを接種するのに注意が必要なのはどのような人ですか。」
Q「私は基礎疾患(持病)を持っていますが、ワクチンを接種することはできますか。」
Q「過去にアレルギー反応やアナフィラキシーを起こしたことがあり、今回も起こすのではないかと心配なのですが、接種を受けても大丈夫でしょうか。」
Q「私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。」
Q「新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを接種することはできますか。」
接種したあとについて
ワクチンを接種した後は、接種部位の痛みが出たり、倦怠感、発熱、頭痛や関節痛などが生じることがあります。できるだけ接種当日・翌日に無理をしないですむように予定を立てておくとよいでしょう。これらの症状は、たいてい数日以内で軽快することが分かっています。
接種部位については、清潔に保つよう心がけてください。
ワクチンを受けた当日は、激しい運動や過度の飲酒などは控えましょう。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。」
Q「ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。」
Q「接種後に発熱した状態で人と会った場合、周りの人を感染させてしまうことはありますか。」
ワクチンの疑問「これは本当ですか?」
コロナワクチンに対する疑問について、厚生労働省ホームページの新型コロナワクチンQ&Aで紹介されているものの一部を掲載します。
*厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンQ&Aより*
Q「新型コロナワクチンの接種が原因でたくさんの方が亡くなっているというのは本当ですか。」
Q「ワクチンを接種することで不妊になるというのは本当ですか。」
Q「ワクチンを接種した人が変異ウイルスに感染すると重症化しやすい(抗体依存性感染増強(ADE)になりやすい)のは本当ですか。」
Q「通常の臨床試験(治験)のプロセスが省略されているのは本当ですか。」
その他の新型コロナワクチンに関する情報
新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省ホームページ)にリンクします。
更新日:2022年02月17日