農業の現状

更新日:2019年08月30日

 農業は、食料を安定的に供給することや国土の保全等、国民の生活に直結する重要な役割を担っています。しかし、国内の食料自給率は、大幅に低下しているほか、農産物の輸入総自由化による国内農産物の生産者価格が低迷するなど、生産者を取り巻く環境はたいへん厳しいものがあります。
 本市の農業は、稲作を中心とした土地利用型農業で、ほ場整備、農道整備、農業集落排水等の農業および農村環境の整備を推進してきましたが、中山間地やほ場整備が未施工の地域では、耕作放棄地や荒地が拡大しています。
 また、農家の大部分は第2種兼業農家で、集落営農を推進し、地域農業・地域社会の持続・発展を図っています。
 さらに、農地の流動化により、認定農家をはじめ担い手農家への農地の集積を図り、経営規模の拡大による経営安定をめざしているほか、複合経営による農家の所得向上を図るため、果樹、野菜、花木の栽培を支援してきたところです。
 今後は、土地利用型農業における生産コストの低減と施設型農業の導入による複合経営や環境と調和した農業の振興に努めるとともに、消費者ニーズ等を重視した営農を促進していく必要があります。

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