林業の現状

更新日:2019年08月30日

 森林は、林業の生産活動の場であるとともに、国土・自然環境の保全、水資源のかん養や保健休養の場の提供等、安全で豊かな市民生活を送るうえで重要な役割を果たしており、近年、地球の温暖化防止をはじめ、二酸化炭素の吸収源としての森林の調整機能や多様な生物の生息の場としての重要性も注目されています。
 しかし、林業を取り巻く情勢は、木材価格の低迷、林業生産経費の高騰による経営意欲の減退、林業従事者の高齢化、さらに、若年者の山村離れによる後継者不足により厳しい状況にあり、維持管理の行われない森林の増加による森林の機能の低下が懸念されます。
 このような中で、将来にわたって森林の持つ多面的機能を発揮していくために、森林資源の整備、広域基幹林道の整備を中心とする林業基盤の整備、林業経営の担い手としての生産組織の強化を図るとともに、余暇の多様化に伴い、市民からの需要が高まっているレクリエーションの場としての森林の活用を図っていく必要があります。

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