琵琶湖と気候

更新日:2022年10月07日

気候は、そこにすむものはもちろん、自然のあり方にも大きな影響を与えています。では、彦根の気候はどんな特徴があるのでしょう。
滋賀県のおよそ1/6もの面積を持つ琵琶湖は湖岸にある彦根の気候に、どのようなかかわりをもっているのでしょうか。

暑さ、寒さをやわらげる

統計によると、琵琶湖の近くでは京都や岐阜に比べると、冬は暖かく、夏は涼しいことがわかっています。
これは、琵琶湖の影響(湖の水が暖まりにくく、冷えにくいこと)によって気温の上がり下がりが押さえられていることが原因です。
ちなみに、琵琶湖が出し入れする熱の量は、石油をドラム缶1億2000万個分燃やした熱の量にあたります。

石油のドラム缶1億2千万個のイメージ図の画像
琵琶湖の1月の最低気温分布の図

1月の最低気温分布

琵琶湖がおこす風

夏のよく晴れた日の夕方に、今まで湖から吹いていた風がピタリとおさまり、やがて、山の方から少し涼しい風がそよそよと吹いてくることを経験します。
これは、湖が暖まりにくく、冷えにくいという性質をもつことから、図のような原因で風が吹くからです。これを、海陸風にならって湖陸風と呼んでいます。

琵琶湖の湖上の昼間の風の流れを表している図
琵琶湖の湖上の夜間の風の流れを表している図

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