入選
稲里町
赤田美代子
(評)
風邪でもひいて、発熱の床で、慌ただしい町の状態などをききながら、幼くして母を失い、その生涯を薄幸の中に閉じた俳人一茶に思いを寄せ、自分の身と比べて、感慨にふける作者。