入 選
( 評 )
病床にあった時は、人生もはやこれまでと覚悟されていた。手鏡で写した桜が見納めではなく、薬石効を奏して本復、花見が出来る喜びはひとしほ。手鏡は小道具としてよく利いている。賜りものの余生を大事にしてほしい。
(湖風)