もう一人の俺
影法師許せ取得なき俺に 飽きもしないで着いて来た 後ろや前になりながら 愚痴も言わずこの日まで
寒さ厳しい冬の日も 暑さ凌いで夏の日も 花見は宴果てるまで 小雨に濡れつつ風に吹かれつ
影法師俺が眠りに就いたなら 破目を外して高らかに 鼾をかいてお休みよ 星の雫が落ちるまで………
谷の瀬音が聞こえたら 山に太陽覗いたら ぴっかぴかの朝なのさ 今日も俺と離れずに