入 選
( 評 )
幸福と感謝は、吾唯足るを知る心。素朴な味がにじんで来る、平凡な日常茶飯事が至福と悟られた哲学の句である。いみじくも人日である、多くを求めずわけ合へば余る。富と雪は積れば道を失うコクドの如し。
(湖 風)