特 選
( 評 )
抑々、祭の字の構成は肉を手で掴み三本脚の卓に乗せて神饌
(みけ)
に供する図。麻
(を)
で弓なりに結ばれた鯉が神前で三方
(さんぽう)
を鳴らす。いけにえの身御供
(みごく)
が哀しい三千年の歴史を物語る音である。京都の子女暴行牧師の驕慢も亦然り。
(湖 風)