俳句 市民文芸作品入選集
入選

作品
( 評 )
 近年、各家族においてはミシンが普及し針納めの行事は少なくなった。針箱は母が嫁いで来た時、嫁入道具の一つとして持って来たものであろう。ボタンをつけ、少々の綻びなどを繕ろうのに針を持つ。針箱に母の面影を偲びつつ針納めをしたのであろうか。
(紫水)

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