特選
( 評 )
今年は築城四百年と言うことでお城を中心に町中が賑わっている。城を守る内濠も外濠も陽気と共に水も温んで来た。目つむれば荒城の月の「春高楼の花の宴・めぐる盃かげざして」の一節が、武士の夢と共に瞼に浮かんで来る思いである。
(紫水)