入選
( 評 )
冬の雲の鉛を含んだように重い景色を中七がものがたる。樹齢を知る人もない巨木が見えて来る。豪快に広がる梢は、なぜか繊細で優しさもみせてくれる。それは村の歴史の象徴でもある。
(湖風)