入選
( 評 )
ひと冬を湖で過ごした鴨も、三月となれば北へ帰って行く。冬の間馴染んだ湖への挨拶を残して帰りゆく鴨の姿に愛着と一種の寂しさを覚えるのである。
(紫水)