入選
( 評 )
人が生きてゆく中での喜怒哀楽の「哀」。人を打ちのめし、奈落へ突き落とす深いかなしみ。かなしみは常に人に付きまとう。しかし、抱えたかなしみを温める、という芯の強い生命力には、凄みさえも感じる。