<総評>
「目の前を…話し込む」「散っている…ありがとう」「まだまだと…す
ぐ横に」「残る日を…描けるかな」「八十路きて…鬼の首」などは、佳作
にするには惜しい作品である。
支え
人が生きて行こうとするときには、いろいろな支えが欲しくなる。支えには、他人から与えられる支えと、自分が自分に与える支えとがある。
川柳創作活動も、心の糧―力づけるもの・支えるもの―として、自分が自分に与える支えである。我々は、今、グループを作って、その活動を続けている。グループ活動の効果は、今さら言うまでもないが、川柳創作活動に欠かせないものとなっている。
川柳創作活動を続けるには、固い意志と健康はもちろんのこと、活動時間、移動手段などを得るのに工夫や費用が要る。しかし、それらに勝る効果は必ずあると確信している。これからも、自分を支えてくれる川柳創作活動を続けてゆこう。
(「支え」は「川柳 近江」本年4月号から抜粋した)
(青木 十九郎)
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