市民文芸作品入選集
川柳
青木 十九郎 青山 亨子 :選


特選
堀町   河分 武士
正法寺町   髙井 豊
東沼波町   沼波 ひろ子
 
入選
大藪町   加藤 佑子
地蔵町   大谷 のり子
清崎町   柳本 和子
須越町   島田 洋子
三津町   森野 成夫
犬上郡豊郷町   須田 さゆり
 
佳作
東沼波町 野口 博子
正法寺町   金子 君子
犬上郡多賀町   新谷 清子
大藪町   外村 輝夫
東近江市   河﨑 章
賀田山町   田中 まさ子
平田町 竹内 歌子
鳥居本町   谷口 繁子
松原町   川村 美栄子
宇尾町   金森 光男
日夏町   島田 輝子
鳥居本町    久榮
鳥居本町   寺村 美恵
正法寺町   菅野 哲郎
愛知郡愛荘町 青木 郁子
竹ヶ鼻町   小椋 きぬ子
肥田町 藤野 佐津子
京町一丁目 川辺 由子
西今町   三浦 澪子
大藪町   大塚 しのぶ
八坂町   森 孝子
     
 
<総評>

 この市民文芸の応募者および作品内容の移り変わりを、選者として実感しながら二十七回目の選を終えた。
 古くからの柳友の作品を見られなくなったのは残念であるが、新しい柳友の作品参加を得られるようになったことは、川柳創作を生きがいとしている私には、嬉しいことである。新しい柳友を見付け出すのは決して簡単なことではないが、私は、永年続けてきた、あらゆる機会に根気よく呼び掛けることを、これからも続けてゆく。
 平成二十二年度から「ひこね子ども文芸作品」の募集が、彦根市・彦根市教育委員会の主催で始まり、俳句、川柳、短歌、詩などの作品の募集・選考などを彦根文芸協会の役員が担当している。この子どもたちが、文芸愛好者に育ってくれることを期待している。
 応募された作品の作風は、特選、入選句に見られるように、時代の流れに沿った内容および新しい感覚の表現方法の作品が多くなった。川柳も時代とともに変わっているのである。

(青木 十九郎)
 

 今年度は、百六十八点の応募作品に出会わせていただきました。
 高齢化の波はいかんともしがたく川柳の句数も減少しました。
 それでも人間風詠としての入りやすさもあり、詠んでみようという初心者らしい句も見られました。奥の深い作品を入賞句の中から読み取ってもらえたらと思います。新聞、テレビなど川柳ブームの中、文芸としての川柳を育てて行きたいものです。皆様の健吟をお祈りいたします。

(青山 亨子)


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