12月21日:彦根城博物館にて「具足飾」の展示を行います

更新日:2020年12月21日

このたび、彦根城博物館の正月行事となっております「具足飾(ぐそくかざり)」の展示を行いますのでお知らせします。

1 展示期間

令和3年(2021年)1月1日(金曜日・祝日)~1月10日(日曜日)

会期中無休

開館時間:午前8時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)

2 会 場

彦根城博物館展示室1(展示室の入室には観覧料が必要です)

観覧料:一般  500円(450円)、小・中学生  250円(170円)

( )内は30名以上の団体割引料金

3 展示の趣旨

武家が鎧を飾って祝い事をする風習は、室町時代から始まったとされます。出陣や凱旋をはじめ様々な祝い事がありましたが、飾りの形式が整えられたのは江戸時代に入ってからのことです。

正月には、具足(ぐそく)とともに太刀・弓具が飾られ、鏡餅が供えられました。正月11日には、この餅を開いて食する習いとされました。

4 展示作品(いずれも彦根城博物館所蔵品)

  • 具足
    滋賀県指定有形文化財、朱漆塗紺糸威縫延腰取二枚胴具足(しゅうるしぬりこんいとおどしぬいのべこしとりにまいどうぐそく)、1領、桃山~江戸時代

    彦根藩井伊家2代・直孝(なおたか、1590~1659)所用と伝える具足の1つ。朱漆を基調とし、兜に金箔押しの大天衝(おおてんつき)を脇立(わきだて)とした、いわゆる「井伊の赤備え」の形式です。
  • 太刀
    太刀拵、1腰、江戸時代
  • 弓具
    重藤弓(しげとうのゆみ)、1張、江戸時代
  • 燭台
    鉄燭台、1対、江戸時代
  • 三宝
    黒漆塗橘紋蒔絵三宝(くろうるしぬりたちばなもんまきえさんぽう)、1基、江戸時代
彦根藩井伊家2代当主の直孝が用いたと伝えられる甲冑

5 その他

  • 報道機関を対象に、12月25日(金曜日)午後2時~4時に具足飾を公開します。
  • 12月25日(金曜日)~31日(木曜日)の間は休館いたします。本件への問い合わせにつきましては、12月24日(木曜日)まで、もしくは1月1日(金曜日・祝日)から1月10日(日曜日)の間にお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 彦根城博物館 学芸史料課学芸係

電話:0749-22-6100
ファックス:0749-22-6520

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