入 選
( 評 )
諧謔と洒脱を兼ね具えた異色な作品である。三猿の訓をきめこんで居るのが、頬被だが、所詮は煩悩具足の身で解説できずにもがいている羅漢像が脳裡に広がって来る。凡夫のマグマは絶えないが、小生も噴火だけは避けたい。
(湖風)