入 選
( 評 )
自然の織為す過疎の春秋が心ゆく迄優雅に捉えられました。作句が拘った田園風景には世濁の総てを解脱し、色彩細やかに百花が奏でるリズムには誰もが陶酔させられる一刻が結びの野の調べの一言に躍如としています。