入 選
( 評 )
春のきざしを表現する言葉を駆使しておだやかな風景を描いている。特に「生命脈打つ」という中七音に托された感動は春の唄という冠題にぴったりと思う。いづれを向いても新しい息吹の聞こえて来そうな作品として評価できる。