入 選
( 評 )
奈良の春日大社の鹿の角切り風景か。放し飼いの鹿を矢来の柵に幕を張りめぐらした場所に追い込み、巧みに角に縄をかけ押えつけて切り落とす。その行事に見物衆から盛んな拍手が沸いたのである。見事な写生句。
(紫 水)