特選
( 評 )
この作品の背景は、現代を生きる我々に襲い掛かる孤独な暮らし、あるいは、仲間からの孤立感であろう。生活の豊かさと心の豊かさは、必ずしも比例しない。むしろ、人情味は薄れつつあるようだ。複眼のトンボは好着想である。