<総評>
今回の選において、応募作品に対して訂正、添削などは全く行っていない。換言すれば、訂正や添削が必要な作品は不採用とした。今後もこの考え方は続くと思う。応募者は、応募に先だって作品の推敲を十分に行い、一文字の誤りも見過ごさないようにしてほしい。このことは、作品のレベル向上にもつながる。
昭和五十年度から平成三年度までの彦根市民文芸の川柳選者を、また、昭和五十七年度から平成五年度までの彦根文芸協会の川柳部門理事をそれぞれつとめられ、川柳の普及と向上に多大のご尽力を賜った田中秀果先生が、今年四月に九十七歳で亡くなられた。ここに先生のご冥福をお祈り申し上げる。合掌
(青木 十九郎)
作品をそのまま提出するのではなく、五・七・五を入れ替えたり、違う言葉で表現するなど、見直してみることが大切である。
また声に出して読むこともリズムを確かめるのに良い。
(青山 亨子)
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