入選
( 評 )
空にぽっかり浮かんだ白い雲が、静かな川の流れに映っている。水に映った白い雲の上に、また水すましが脚を踏まえている。水の流れも雲の流れも静かで、水すましがその雲に乗っている姿が推測されて楽しい句である。
(紫水)