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移住者インタビュー #1 小林さん

更新日:2020年09月25日

人に出会って現地に行って、気づいたら来ていました。

第1回目は、彦根市地域おこし協力隊として活動している移住コンシェルジュの小林さん。

 

小林 由季さん / 埼玉県から移住

地域おこし協力隊 移住コンシェルジュ

東京で会社員として働いた後、国内をワーキングホリディしているうちに移住を考えはじめ、先輩の地域おこし協力隊と出会ったことをきっかけに彦根市に移住。

現在は移住コンシェルジュとして、移住希望者にまちの案内や情報発信を行っている。

―彦根市に移住することになったきっかけを教えてください。

 

東京で行われていた移住フェアに参加したんです。移住するなら関西がいいなとは思っていたんですけど、そこで前任の地域おこし協力隊の方に出会って、実際に彦根に行って案内していただいて、前向きに考えるようになりました。滋賀も彦根も行った事はありましたが、観光とは違う目線で町中を歩けたのが新鮮でした。結局、帰ってからも他の地域を見ることなく彦根に移住を決めました。

 

―知り合いもいなく、一人での移住に不安はなかったですか?

 

特に心配はなかったですね。友達と離れるのはさみしいですけど、国内だし会えない距離じゃないですし。東京に帰るのが楽しみになるのも悪くないかなと思いました。こんなこともないと行動出来ないかなと。運よくご縁あって、こうして来られました。

あとは移住前に、町中にある喫茶店のマスターと連絡先を交換しまして、仲良くしていただいたのが大きいです。「移住を決めなくても、また遊びに来てね」と言われ、「また会いに来ていいんだ」と思いました。これで「“知り合いのいる町“になったから、なんとかなる」って思いました。

―実際に住んでみてどうですか?

 

“ちょうどいいのんびり”具合が良いですね。ほどよくゆったりしている。そういう所を望んでいたので。私はお城のすぐ近くの地域に住んでいるのですが、周りに生活に必要なものは揃っていますし、スーパーが多くて何気に買い物が楽しいです。彦根は坂が少なく、自転車で移動が出来るので、とりあえず車が無くても生活出来ています。おかげで運動不足の解消になっています。

こっちに来て思ったのが「チェーン店」が少ないのが逆に良いと思ったんです。なので、個人店が目に入る。“どこにでもない”お店があって、お気に入りのお店を見つけて、常連さんとも仲良くなって…ていうのが夢です。

会った方には、町のことやいろんなスポットを教えていただいたり、とてもお世話になっています。“良いお節介”を焼いてくれるので大変助かっています。

-彦根のイメージはどうでしたか?

 

ぱっと出てくるのが「お城」と「歴史」。歩いてよ~く見てみると、町のあちこちに歴史の跡が残っているんです。これって凄いことですよね。こんな所で生活しているって不思議な感じです。また昭和の雰囲気が残っている商店街があったり、レトロな面影があったり…いろいろな時代の風景があって、まちなかを歩くのが面白いと思いました。昔の細い道を歩くのも探検しているみたいで楽しいです。あとは、琵琶湖が近くて驚きました。しかも夕日が綺麗。見る場所によって見え方も違っていて、自然が身近にあるっていうのは良いですね。先日、もう少し南の方でシーグラスを拾いに行きました。こんな遊び方が出来るとは思わなかったので、楽しいです。ただ、琵琶湖からの風だけはまだ慣れないですね。

あのベンチ

-彦根の良い所を教えてください

 

アクセスが良い所。東京に行く際もすぐ新幹線に乗れて、地元にいる時より楽に移動できますね。京都、大阪、ちょっと足を延ばして兵庫、岐阜に名古屋に福井まで行けちゃうのは流石、昔から交通の交わる場所だなと思いました。滋賀県で遊ぶのはもちろんですが、こんなに周りに行き来できる所ってなかなかないと思うんです。いろんな場所に行けて良い土地柄だと思います。

―これからどう過ごしていきたいですか?

 

まずは、移住コンシェルジュとして地域のことを知っていくこと。自分もそうだったように、相談事があったら気軽にお話していただけるようになりたいです。また、こっちに来てからの方が情報収集は大事だなと感じています。なので、もっといろんな人に会いに行きたいですね。

あと周りに器用な人が沢山いるので、いろいろ体験してみたいです。気楽に集まれる場所なんかがあるのもいいと思います。