<総 評>                                                   | 一、 |                   川柳は、当然のことであるが、日本語を用いて表現する。 |                                                     | 一、 |                   川柳は、原則として、口語、常用漢字、現代仮名遣いなどを用いる。 |                                                     | 一、 |                   川柳は、読者に伝達されなければ意味がない。そのためには、作者は、できるだけ正確な言葉で、正しい文字を用いて、五・七・五音のリズムを基本として川柳を作る。重複した意味の言葉の使用を避け、必要最低限の言葉で、作者の伝えたいことを表現する。 |                                                               今回の入選作品の中には、選者が漢字や送り仮名を訂正したものがある。また、意味をはっきりさせるために、平仮名を漢字に変えたものもある。                作品を投句する前に、前記のことを自分で調べて欲しい。その際に、比較的新しい中型以上の国語辞典等をこまめに見ていただきたい。                一方、読者は、作品を読みこなす努力をしていただきたい。川柳を読むための知識が必要である。                川柳の作者も読者も常に学び続けなければならない。                (青木十九郎、青山亨子)       |             |