副反応【症状・相談窓口・健康被害の救済】(令和6年3月5日)

更新日:2024年03月05日

新型コロナワクチン接種後の副反応について

現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。いずれの症状も、大部分は接種の翌日をピークに発現し、数日以内に回復しています。

ファイザー社ワクチン(オミクロン株対応1価ワクチン:XBB.1.5)

主な副反応には、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、寒気、発熱等があります。
まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1またはBA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験におけるデータや接種後の副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の安全性についても既承認の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられています。
また、ごくまれではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごくまれではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。

モデルナ社ワクチン(オミクロン株対応1価ワクチン:XBB.1.5 )

主な副反応には、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1またはBA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験におけるデータや接種後の副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の安全性についても既承認の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられています。
また、ごくまれではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごくまれではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。


なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。

第一三共社ワクチン(オミクロン株対応1価ワクチン:XBB1.5)

主な副反応には、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、寒気、発熱等があります。まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。

従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験における副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の安全性についても上記の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられています。
また、ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

 

なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。

厚生労働省新型コロナワクチンQ&A


予防接種法に基づく接種が終了したワクチン

  • アストラゼネカ社の新型コロナワクチン(令和4年9月30日で接種が終了)
  • モデルナ社の新型コロナワクチン(1価:従来株)(令和5年2月11日で接種が終了)
  • ファイザー社の新型コロナワクチン(1価:従来株)(令和5年9月19日で接種が終了)
  • モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/オミクロン株)(令和5年9月19日で接種が終了)
  • ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/オミクロン株)(令和5年9月19日で接種が終了)
  • 武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)(令和5年12月25日で接種が終了)

接種後すぐに現れる可能性のある症状

接種後すぐに現れる可能性のある症状
アナフィラキシー

・薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることがあるアレルギー反応です。

・じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

・起こることはまれですが、接種後にもアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、ワクチンの接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

血管迷走神経反射

・ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。

・誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。

・倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。

ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について

頻度としてはごくまれですが、新型コロナワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。

mRNAワクチン接種後については、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。また、武田社のワクチン(ノババックス)についても、海外で、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。

心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。

症状が出たときの対応

【発熱や痛み】

  • 市販の解熱鎮痛薬 (アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬 [イブプロフェンやロキソプロフェン等])で対応いただけます。
  • 発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
  • 妊娠・授乳中の方や胃潰瘍・腎機能障害・喘息などの持病のある方は、薬剤師や医師にご相談ください。

【かゆみや発赤】

かゆい場合は冷やしたり、抗ヒスタミン剤やステロイドの 外用薬(軟膏等)を塗ると、 症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。

症状には個人差があり、症状が現れない方もあり、また、症状が無いから免疫がつかないというわけではありません。なお、症状が重い場合、長引く場合は、医療機関等への受診や相談をご検討ください。

ワクチン接種後の副反応等に対する受診・相談について

新型コロナワクチン接種後の副反応について、気になる症状が続く、改善されないなどの場合には、まず身近な医療機関(かかりつけ医や接種を受けた医療機関等)に受診・相談してください。受診の結果、専門的な対応が必要と判断された場合には、受診した医療機関から専門的な医療機関の紹介を受けることとなります。

また、滋賀県では副反応等の医学的知見が必要なご相談について、看護師が対応する新型コロナウイルスワクチン専門相談窓口があります。

【滋賀県新型コロナウイルスワクチン専門相談窓口】

〇受付時間    毎日午前9時から午後6時まで(土日祝含む)

〇電話番号    077-528-3588

〇ファックス番号番号    077-528-4867

〇メールアドレス   
 [email protected]

彦根市および滋賀県の副反応疑い報告の状況

【彦根市および滋賀県の副反応疑い報告数】

令和6年2月29日までの状況

副反応疑い報告数の表

滋賀県内の医療機関から、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に『新型コロナワクチンの接種後の副反応疑い』として報告がなされたものとして、厚生労働省から県に情報提供があったものを集計しています。

ワクチン接種後には、接種と因果関係のない偶発的な事象も生じますが、因果関係が不明な場合も含めて、副反応を疑う事例として広く収集し、評価の対象としています。

ワクチンの安全性と副反応に関する詳しい情報

厚生労働省ホームページでは、接種開始後から、次のような方法で安全性についての情報を収集し、情報提供されています。詳細は厚生労働省ホームページからご確認ください。

予防接種後健康状況調査

厚生労働省では、新型コロナワクチンの接種にあたり、適正かつ最新の予防接種後の健康状況に関する情報を広く国民に提供するとともに、予防接種後副反応の発生状況等に関する知見を集積することを目的として、接種後に生じうる比較的頻度の高い健康状況の変化(発熱・接種部位の腫れなど)について、これからワクチンを接種される一定数の一般の方を対象に、オンラインのアンケート方式による調査を実施しています。

詳細については厚生労働省のホームページをご覧ください。

健康被害救済制度

一般的に、ワクチン接種では、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの、比較的よく起こる副反応以外にも、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じることがあります。極めて稀ではあるもののなくすことができないことから、救済制度が設けられています。

救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、因果関係を判断する審査が行われます。

(厚生労働省作成)予防接種後健康被害救済制度について

(厚生労働省作成)予防接種後健康被害救済制度について

(厚生労働省作成)予防接種後健康被害救済制度について(PDFファイル:560KB)

 

救済制度の申請

健康被害救済給付に該当する場合の請求は、健康被害を受けたご本人やそのご家族の方が、予防接種を受けたときに住民票を登録していた市町村に行います。

請求には、予防接種を受ける前後のカルテなど、必要となる書類があり、必要な書類の種類は申請内容や状況によって変わります。彦根市で接種を受けた方は、彦根市健康推進課(0749-24-0816)にご相談ください。請求に必要な書類の様式は、厚生労働省のホームページからダウロードすることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 健康推進課

電話:0749-24-0816
ファックス:0749-24-5870

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