「不育症」を知っていますか?

更新日:2024年02月15日

治療等で80%以上は出産できます

「不育症」とは、妊娠はするけれども、2回以上の流産や死産、または生後1週間以内の早期新生児死亡を繰り返すことをいいます。「不育症」の約半数は、胎児の染色体異常により、2回以上の流産をたまたま繰り返した、偶発的な流産で、特別な治療を受けなくても、次回の妊娠経過は良好な場合が多く、安心して妊娠できる環境が何よりも大切です。

しかし、残りの約半数には、「不育症」となる要因が認められ、その要因に応じた治療が有効です。要因にもよりますが、「不育症」と診断された人(偶発的な流産等を含む。)の80%以上は出産ができます。

なお、既に子どもがいる場合でも、2人目、3人目が続けて流産や死産を繰り返す場合は、「不育症」であり、検査や治療の対象となります。

不育症の原因(リスク因子)

  1. 子宮形態異常
  2. 甲状腺異常
  3. 染色体異常
  4. 抗リン脂質抗体陽性
  5. 原因不明 他

原因により治療内容は異なります。
治療を行うことで治る場合もありますので、かかりつけの産婦人科にご相談ください。

詳しくは、厚生労働省研究班ホームページをご覧ください。

不育症治療費の一部助成について

彦根市では、医療機関で受けた不育症治療等に要した費用の一部を助成します。

お問い合わせ先

彦根市健康推進課
〒522-0057
彦根市八坂町1900番地4(彦根市立病院敷地内) くすのきセンター2階
電話番号 0749-24-0816
ファックス番号 0749-24-5870

不妊症・不育症でお悩みの方

「滋賀県不妊専門相談センター(滋賀医科大学医学部付属病院内)」

不妊症・不育症に関する医学的・専門的な相談や不妊による心の悩み等について、専門家(医師・助産師)が相談に応じます。

「メール」「面談」「電話」による相談 *事前予約が必要です。

専用電話 077-548-9083

月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 9時~16時

 

滋賀県不育症検査費用助成について

滋賀県では、現在研究段階にある不育症検査のうち、先進医療として実施されるものを対象に検査の一部を助成しています。詳しくは滋賀県ホームページ「滋賀県不育症検査費用助成について」下記をご覧ください。

「滋賀県不育症検査費用助成」に関するお問い合わせ先

滋賀県医療福祉部 健康寿命推進課
〒520-8577
滋賀県大津市京町4丁目1番1号
電話番号       077-528-3653
ファックス番号 077-528-4857
 

 

この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 健康推進課

電話:0749-24-0816
ファックス:0749-24-5870

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