お城で見られる鳥たち

更新日:2019年08月30日

彦根城には、たくさんの種類の野鳥がすんでおり、城山では山鳥が、掘りでは水鳥が見られます。このような狭い地域で山鳥も水鳥も見られることが大きな特徴です。これは、この地域に質の良い自然が残っている証拠だともいえます。

城山にはこんな鳥がいます

城山には、ムクノキ、エノキ、クロガネモチなどの実のなる木が沢山生えているので、たくさんの山鳥がすんでいます。
ピィーヨ、ピィーヨと鳴きながら、波形をえがいて飛ぶヒヨドリ、ムクの実を食べにくるイカル、胸に黒いネクタイをしたシジュウカラ、体は小さいがシッポの長いエナガねどの他に、ヤマガラ、シロハラ、ミヤマホオジロ、コゲラ、ツグミ、カワラヒワ、ヒレンジャクなどの小さな鳥、キジバトやドバトなどのハト類、ハシブトガラスやトビなどの大きな鳥も見られます。
また、黒門を入って右手の奥にある山崎郭付近で、このあたりでは、あまり見られないカワセミを見かけることもあります。

芝生に立つツグミと木の枝に留まっているイカルの写真
青い頭部と羽のオレンジ色のお腹のカワセミの画像
木の枝に留まっているヤマガラの写真

野鳥が食べる実のなる木

  • 木 タブノキ
     ヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ムクドリ
  • 木 クスノキ
     コジュケイ、キジバト、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、カワラヒワ
  • 木 モチノキ
     キジ、ヒヨドリ、アカハラ、ツグミ、ムクドリ、コジュケイ
  • 木 ミズキ
     ムクドリ、アトリ、ヒヨドリ、ツグミ、キジバト、コジュケイ、キビタキ
  • 木 エノキ
     メジロ、キレンジャク、ヒレンジャク、アカハラ、ツグミ、ムクドリ
  • 木 ヒサカキ
     カワラヒワ、アトリ、ホオジロ、メジロ、ヒヨドリ、シロハラ、ヤマドリ
  • 木 カサキ
     キジバト、ヒヨドリ、シロハラ、キジ
  • 木 センダン
     ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス

堀にはこんな鳥がいます

堀の鳥というコブハクチョウやコクチョウが思い浮かびますが、これらは人によって飼いならされたもので、一般的にいわれる野鳥にはあたりません。それでは、どのような野生の水鳥がいるのでしょうか。
一年中見られる鳥(「留鳥」と呼ばれます。)としては、アオサギ、コサギ、ゴイサギ、カルガモやカイツブリなどが見られます。カルガモは黒門北側の掘で、一家が列になって泳いでいるところをよく見かけます。
また、10月の末ぐらいから、カモの仲間がたくさん渡ってきて、ここで冬を過ごします。特に、尾末町付近では、コガモがたくさん見られますが、他にもバンなどが見られます。また、カモの仲間ではありませんがユリカモメも冬になると飛んできます。

水面を泳ぐコガモ・浮巣に佇むカイツブリ・木の枝に留まっているコイサギの写真

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