平成27年度経営改革の主な取組結果

彦根市では、「持続可能な財政基盤の確立に向けた今後の取組方針」に基づき、「財政運営の健全化」、「歳入確保策の積極的な展開」、「効率的・効果的な行政体制の整備」を三本柱に「持続可能な財政基盤の確立」を最重要課題として取り組んでいます。平成27年度の主な取組をお知らせいたします。

投資事業の精査と債務の適正な管理

計画したままで長期にわたり事業に着手できていない都市計画道路について、必要性を再検証したうえで存続、計画の見直し、廃止を選別する都市計画道路網見直し検討を平成24年度より進め、平成26年度に4路線を廃止し、1路線のルート変更を行う見直し案を取りまとめました。また、平成27年度は、上記4路線のうち2路線を先行して廃止の都市計画決定を行いました

職員提案による業務改善の実施

組織の活性化や業務能率の向上を目指すため、職員が日常業務を遂行する上で気付いたことや、より効率的な仕事の進め方等を職員提案として募集し、課・室単位で最も成果が期待できる取組を所属自らが決定し、かつ、その取組を実践しました。

自主財源の発掘

井伊直弼公生誕200年祭（平成27年7月10日から同年12月23日）の開催にあわせ、通常発売している彦根城・玄宮園・彦根城博物館の共通セット券を拡充し、埋木舎・夢京橋あかり館（まちなか博物館）も併せて周遊できるパスポート券を発売しました。

未収金対策の強化

市が保有する債権について、適正な管理を行うことで、未収金の縮減に努めました。

民間活力の活用

身体障害者、知的障害者、精神障害者からの相談件数の増加や、相談内容の複雑・専門化に対応するため、地域における相談支援の中核的な役割を担う機関としてそれらの相談を総合的に行う基幹相談支援センターの委託設置と委託相談支援事業所を拡充し、相談機関の専門性を高め、体制の充実を図りました。