令和8年4月分から下水道使用料を改定します。

更新日:2025年12月12日

HP番号: 28475

彦根市の公共下水道事業は、皆さまの快適な生活環境を実現し、琵琶湖をはじめとする公共用水域の水質を守ることを目的に、平成3年度から供用を開始し、公共下水道の整備を進めてきました。おかげさまで、令和6年度末には人口普及率が89.8%となりましたが、滋賀県全体の普及率93.4%と比べるとまだ低く、未普及地域の解消を進めるため、引き続き整備を進めていく必要があります。


また、全国では下水道管の老朽化による道路の陥没などの事故が発生しており、本市においても同じような事故が起こらないよう、施設の老朽化対策や維持管理を進めていかなければなりません。


一方で、人口減少や節水の広がりにより下水道の使用料収入は減少が見込まれています。さらに、物価や人件費の上昇によって、下水道の整備や維持管理、汚水処理にかかる費用も増加することが見込まれ、下水道事業の運営はますます厳しくなっています。


こうした状況の中で、将来にわたって持続可能な下水道事業経営を実現するため、令和8年4月から下水道使用料を改定させていただくことになりました。市民の皆さまには、ご理解とご協力をお願いいたします。

新しい使用料はいくらになるの?

新しい使用料体系は以下の表のとおりです。

下水道使用料の新旧料金の一覧

どれくらい値上がりするの?

改定前と改定後の1ヶ月あたりの使用料をくらべると、以下の表のとおり増加します。(一部抜粋)。

使用料早見表10平方メートルまでの使用で220円値上がり、50平方メートルの使用で660円値上がり

いつから値上がりするの?

彦根市の下水道使用料は原則2ヶ月に1回検針を行い、2ヶ月分を水道料金とあわせてお支払いいただいています。

お住まいの地域によって、奇数月、偶数月のどちらかに検針を行いますが、下の図のとおり新しい使用料に変更となります。

改定時期

なぜ、値上げしないといけないの?

1.更新投資などに多額の資金が必要です。

彦根市の下水道事業は、今後毎年16億円程度の建設改良を実行し、令和6年度から令和17年度までで188億円の投資が必要となる見込みです。そのための資金を確保しなければなりません。

建設改良費の将来推計

2.一般会計繰入金を削減する必要があります。

彦根市の下水道事業は多額の一般会計からの繰入金に依存しています。一般会計も厳しい財政状況にあるため、繰入金をできるかぎり削減していくことが求められています。

一般会計繰入金

3.東北部流域下水道維持管理負担金が値上がりします。

彦根市の下水道は松原町にある「東北部浄化センター」で処理されています。処理にかかる費用について、維持管理負担金として滋賀県に支払っていますが、物価や人件費の高騰を受け、負担金が大幅に値上がりするため、その資金を確保しなければなりません。

維持管理負担金

今までどんな議論をしてきたの?

下水道使用料の見直しについては、彦根市上下水道事業審議会(令和5年度以前は彦根市公共下水道事業審議会)で議論を行いました。令和4年度から7年度にかけて、合計で9回の審議会を開催しています。

審議会の内容はこちら↓

これから下水道使用料はどうなるの?

彦根市の下水道事業では、現在「彦根市公共下水道事業第7期経営計画」の策定に取り組んでいます。この計画は5年に1度見直す予定ですが、それとあわせて適正な使用料についての検討も進めていきます。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 上下水道総務課 経営企画室

電話:0749-22-8477
ファックス:0749-24-4054

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