川村 明

更新日:2019年08月30日

彦根水田農業栽培技術研究会川村明さん

彦根水田農業栽培技術研究会とは?

 稲枝地区周辺の30代から40代の稲作農家が集まり、自分たちで作物の育て方を研究しています。

 稲作農家は、常に自分たちで作業の効率化を図り、おいしさを追求しています。この会では、勉強会を開き、SNSで情報を交換しています。

彦根水田農業栽培技術研究会の目的は?

 新しい米づくりと、水田で栽培できる作物の”研究と情報共有”です。

 米づくりは、年に一度だけ。だから情報を共有することは、とても意味があります。個人で農家を訪ね、聞きに回るのは限界がありますから。例えば、人見知りの方もいるでしょう?

 私は、学生時代に農業を手伝い始めました。あの頃の自分は若くて、手探りで大変でしたが、たくさんの人に支えられ、米づくりの知識を教わりました。それですごく助かりました。教わる大切さを実感したのです。

川村さんはバイクが好き。バイクの模型の写真
トラクターなど農機のミニカーの模型の写真

どのような研究をしていますか?

 例えば、新しいトラクターの検証などをしています。海外のトラクターの試乗など。

 他には、お互いの研究と情報交換のため、会員の田んぼを見学し合うこともあります。市役所や農協の方々にもご協力いただいています。

 また、私が海外農業研修等で得た情報の報告もしています。

情報共有で、どのようなことがわかりますか?

 例えば、私は、海外ではイタリア、アメリカ、ベトナム、台湾、ミャンマー、韓国などを訪れましたが、それぞれ違いました。

 アメリカの米づくりはデータ分析が優秀で、シビア。個人的に美味しいと思ったのは、ミャンマーの米ですね。各地からさまざまな情報を得て、自分の土地で試します。

 研究は常に必要です。時代によって米づくりは進化していますから。しかし、その技術をどう取り入れるかは、自分次第。

 私は昔から、父の農家の仕事に憧れていました。マイペースで楽しそうで。

 地域の方々に支えられ、今こうして農家になれています。今度は自分が地域に恩返しをする番だと思います。

川村 明 ―KAWAMURA AKIRA―

川村明さんの横顔の写真

 彦根水田農業栽培技術研究会の発起人。
 平成28年にスタートしたこの会では、それぞれの技法を情報共有することを目的に結成。稲枝地区周辺の30代から40代の稲作農家が集まり、新しい米づくりと、水田で栽培できる作物の研究をしている。

笑顔の川村明さんの正面写真

この記事に関するお問い合わせ先

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