自殺対策について
3月は自殺対策強化月間です ~「こころの悩み相談」を実施します~
2022年の全国の自殺者数は2万1,881人(厚生労働省発表)で、2年ぶりに増加しました。
自殺者の原因・動機で最も多いのが、うつ病などの「健康問題」です。うつ病は、憂うつな気分が続いて、物ごとへの興味や関心が感じられなくなる病気で、「食欲がわかない」「眠れない」ことが2週間以上続く場合は、早めに専門医に相談しましょう。
また、自殺は様々な悩みや問題を一人で抱えこんでいるうちに、心理的に追い込まれた末の死と考えられています。
自殺対策強化月間の3月9日(土曜日)に相談会(事前予約制)を開催します。ひとりで悩まないで、誰かに相談してみませんか。
- 開催日...令和6年3月9日(土曜日) 9時00分~16時00分
- 場所...彦根市障害者福祉センター会議室(旧リハビリ室)
- 申込期間...令和6年3月1日(金曜日)~令和6年3月8日(金曜日)
- 申込方法...電話・ファックス・窓口
- その他...事前予約制・お一人45分間
子ども・若者の自殺防止に向けて
全国の小中高生の自殺者数は、近年増加傾向が続き、令和4年は過去最多となりました。
厚生労働省が発表した統計によると、自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は平成15年のピークから減少傾向にあります。しかし、20歳未満の自殺死亡率はほぼ横ばいを続けており、若い世代(15~39歳)の死因の1位は自殺となっています。こうした状況は国際的にみても深刻であり、若い世代で死因の1位が自殺となっているのは、先進国(G7)では日本のみです。
もしもあなたが悩みや不安を抱えて困っているときには、
気軽に相談できる場所があります。
こころのストレスはありませんか
新型コロナウイルス感染症によって、私たちを取り巻く環境は大きく変化し、新たなストレス要因が生まれています。感染症への恐怖や行動制限への不満、経済的な行き詰まりや焦燥感など、先の見えない不安が知らず知らずのうちに蓄積され、こころの不調の原因となることもあります。
こころのストレスを感じたら
- 決まった時間に寝る、食べる、着替える、ストレッチをするなど、毎日の基本的な生活リズムを崩さないように心掛けましょう。
- 情報の集めすぎはストレスになります。新しい情報に触れるのは1日2回におさえましょう。
- 心配事や不安に思っていることを書き出してみましょう。「こころのモヤモヤ」を言葉にすることで、気持ちが少し楽になることがあります。
- 友人や親族などとの会話で気持ちを伝えてみましょう。直接会えないときは、電話、メール、SNSなどを利用するのもよいでしょう。
それでもつらいときは・・誰かに相談してみましょう
こころの悩み相談窓口
もし、あなたが悩みを抱えていたら、ぜひ相談してください。
大切な人が悩みを抱えていることに気づいたら、声をかけてみてください。
そして、その人が悩みを話してくれたら、話をそらしたり、「そんなことで」と否定したり、安易に励ましたりせず、じっくりと話を聴いて、相談窓口を紹介してあげてください。
その後も、「何かあったらまた話して」と寄り添い、温かく見守ってあげてください。
電話相談・SNS相談等
地域の相談窓口
窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
彦根保健所 | 0749-21-0281 |
月曜日から金曜日 8時30分から17時15分 祝日・年末年始を除く |
地域生活支援センター まな | 0749-21-2192 |
月曜日から金曜日 9時30分から17時 土曜日 9時30分から13時 祝日・年末年始を除く |
こころの電話相談 | 077-567-5560 |
10時から12時 13時から21 時 年末年始を除く |
滋賀いのちの電話 | 077-553-7387 |
月曜日・金曜日・土曜日・日曜日 10時から20時30分 |
自殺予防いのちの電話 | 0120-783-556 | 毎月10日 8時から翌日8時 |
彦根市子ども・若者 総合相談窓口 | 0749-26-6880 |
平日8時30分から17時15分 祝日・年末年始を除く 対象:子ども・若者(概ね39歳まで) |
全国の相談窓口
窓口 |
詳細 |
---|---|
よりそいホットライン |
電話番号:0120-279-338(年中無休・24時間) 電話、ファックス、チャットやSNSによる相談にも対応しています。 |
こころの健康相談統一ダイヤル |
電話番号:0570-064-556 相談対応の曜日・時間は自治体によって異なります。
|
子どものSOSの相談窓口 |
受付時間や相談日時は、実施団体によって異なります。 |
DV相談+(プラス) |
電話番号:0120-279-889(電話・メール24時間受付) チャット:12時00分~22時00分 |
厚生労働省SNS相談 |
受付時間や相談日等は、実施団体によって異なります。 |
厚生労働省支援情報検索サイト |
悩み別、方法別、地域別に相談窓口を検索できます。 |
チャイルドラインは18歳までのこどものための相談先です。
家族や友達・からだ・性のこと等、人には言えない「困ったかも」を手助けする10代のためのWebサイトです。
相談窓口のご案内(彦根市)
さまざまな悩みの相談(滋賀県立精神保健福祉センター)
こころのサポートしがLINE相談(滋賀県)
主な相談窓口一覧(厚生労働省)
主な相談窓口(厚生労働省) (PDFファイル: 1.2MB)
ゲートキーパーとは
「ゲートキーパー」とは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。特別な資格は必要ありません。すべての人がゲートキーパーになることができます。
彦根市民の方を対象にゲートキーパーの出前講座をしています。
詳細については障害福祉課までお問い合わせください。
(注意)新型コロナウイルスの感染状況などにより、開催できない場合があります。
1.気づき
悩みや不安を抱え、苦しんでいる人は、誰にも相談できず孤立することで自殺へと傾いていきます。周囲に普段と様子の違う人はいませんか?
2.傾聴
本人の気持ちを尊重し、耳を傾け相手の気持ちに寄り添う姿勢が大切です。
3.つなぐ
具体的な相談機関があることを伝え、本人の意思を尊重しながら、適切な支援につなぐためのサポートをしましょう。
4.見守る
専門家につないだあとも、いつも見守っていることを伝えください。
自死遺族支援 (滋賀県自死遺族の会凪(なぎ)の会おうみ)
家族にも親しい友人にも話せない悲しみ。
寂しさ・怒りなどの気持ちを
抱え込まないでください
大切なご家族が自ら命を絶ってしまった
その悲しみを誰にも言えず、
悩んだり苦しんだりはしていませんか?
気づいてあげられなかったこと
助けてあげられなかったこと
自分自身を責めたり
後悔し続けたり
言葉では言い表せないさまざまな思いに
心が揺れ動いてしまったり
さらには心ない偏見や非難などにより
苦しみを受けてしまう日々…
「分かち合い」に参加してみませんか?
「分かち合い」は単なる慰めあいなどでは
ありません
同じような悲しみ。苦しみを体験した者同士
が集まりそれぞれの体験を語り、聞くことで
自分の心を整理していく
大切な時間です
あなたのご参加を心より
お待ちしています。
滋賀県自死遺族の会凪の会おうみ
更新日:2024年03月01日