令和6年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容

更新日:2024年10月01日

HP番号: 20818

夏休み文芸ワークショップについて

 彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会を提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者の育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。

 夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に俳句・短歌・川柳・詩の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むため、市内に在学・在住の小学生・中学生を対象に実施する講座です。

 彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で13回目の開催となりました。

 

全部門とも、各部門の基本的な知識について講義をいただいた後、作品創作、発表・講評いただく内容となりました。

作品創作の時は、講師の先生に個別で相談できる時間があり、自分の納得できる作品になるよう、参加者の皆さんから多くの質問が寄せられました。

発表・講評の時間では、作っていただいた作品の中から、一番お気に入りの作品を発表いただきました。講師の先生や会場の皆さんと、どんなところがよかったか一緒に味わいました。

短歌部門【7月28日(日曜日)実施】

演題:「楽しく短歌を作りましょう」

短歌部門の様子

「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は「短歌」部門です。河分 武士先生を講師に迎え、五・七・五・七・七のリズム等、「歌を詠む(短歌を作ること)」の基本について丁寧に講義をいただきました。

また、「五感で感じたこと」「心に響いたこと」など、作品創作に大切なポイントを学んだあと、創作に取り組みました。また、「どんな言葉を使えば良いか」、「既定の文字数に収めるにはどうすれば良いか」など、講師の先生方に積極的にアドバイスを求めながら、作品創作に取り組み、自分だけの歌を詠みました。

俳句部門【8月3日(土曜日)実施】

演題:「俳句を詠んでみよう」

俳句部門の様子

第2回目は「俳句」部門です。講師には小早川 悦子先生を迎え、俳句の基本から応用まで、多彩な教材を使って講義いただきました。

俳句に不可欠な「季語」を学ぶ時間では、ひこね市文化プラザの敷地内で「吟行(ぎんこう)」を行いました。講師の先生に積極的に質問をしながら、生き物や草花、雲の形、セミの声など、五感を使って夏の季語を探しました。自ら見つけた夏の季語と、その時の気持ちを織り交ぜた、新鮮な作品をたくさんつくることができました。

詩部門【8月18日(日曜日)実施】

演題:「あっと見つけたこと、はっと気づいたこと、思ったことから詩は生まれます」

詩部門の様子

第3回目は「詩」部門です。谷口 明美先生を講師にお迎えし、多彩な教材や例題を使って講義をいただきました。

詩を読む時間では、一つの例題の中で、「自分が気に入ったところ」「いいなと思ったところ」をそれぞれ見つけたものを発表し、参加者全員と共有しながらじっくり味わいました。作品創作では、日々の生活の中で感じた「はっと気づいたこと」「あっと驚いたこと」などの素直な気持ちが溢れる素敵な作品が仕上がりました。

川柳部門【8月24日(日曜日)実施】

演題:川柳を楽しむ“川柳ってなーに”

川柳部門の様子

最終回は「川柳」部門です。講師には森口 ゆめみ先生を迎え、言葉遊びなどを交えながら、楽しく講義をいただきました。

「五・七・五」にするというルールを守り、夏休みの思い出や、日頃感じていることなど、思い思いの作品をつくりました。最後に、参加者全員が出来た作品を発表し、講師の先生と「どんなところが気に入っているか」「なぜそう思ったのか」など意見交換を行い、より深く掘り下げながら、一人ひとりの作品を味わいました。

修了式

俳句・短歌・川柳・詩の全ての部門を受講された方に受講修了証を贈呈しました。

今年は3名の方が全部門を受講されました。

この記事に関するお問い合わせ先

観光文化戦略部 文化振興課

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