令和5年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容

更新日:2023年09月29日

夏休み文芸ワークショップについて

 彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会を提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者の育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。

 夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に俳句・短歌・川柳・詩の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むため、市内に在学・在住の小学生・中学生を対象に実施する講座です。

 彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で12回目の開催となりました。

 

全部門とも、各部門の基本的な知識について講義をいただいた後、作品創作、発表・講評いただく内容となりました。

作品創作の時は、講師の先生に個別で相談できる時間があり、自分の納得できる作品になるよう、参加者の皆さんから多くの質問が寄せられました。

発表・講評の時間では、作っていただいた作品の中から、一番お気に入りの作品を発表いただきました。講師の先生や会場の皆さんと、どんなところがよかったか一緒に味わいました。

川柳部門【7月29日(土曜日)実施】

川柳部門の様子

川柳部門の様子

「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は「川柳」部門です。講師の森口ゆめみ先生には、五・七・五の音の数え方などの作品創作の基礎について、わかりやすく講義をしていただきました。

言葉遊びをしながら川柳を作る時間では、定形のリズムの中に、講師の先生やご家族の方と相談しながら好きな言葉を自由に入れて、川柳づくりを楽しみました。

作品創作の時間では、個別に講師の先生に相談しながら、納得できるまで取り組み、思い思いの作品ができあがりました。

俳句部門【8月5日(土曜日)実施】

俳句部門の様子

俳句部門の様子

第2回目は「俳句」部門です。講師には林 尚子先生を迎え、俳句の基本的なことがら等を多彩な教材を使って講義をいただきました。

俳句に欠かせない「季語」を勉強する時間では、「夏の季語」について学びました。連想ゲームをはじめ、花火など夏ならではのものと実際触れ合うこと、ひこね市文化プラザの敷地内で「吟行(ぎんこう)」を行うなど、夏の季語を探しました。

作品創作の時間では、見つけた季語と自分の想いをこめながら創作に取り組み、夏らしい作品を創作しました。

短歌部門【8月20日(日曜日)実施】

短歌部門の様子

短歌部門の様子

第3回目は「短歌」部門です。河分 武士先生を講師にお迎えし、「歌を詠む(短歌を作ること)」基本など、丁寧に講義をいただきました。

また、自己紹介を五・七・五・七・七のリズムで行ってみるなど、短歌をより身近に体感できる内容となりました。

作品創作では、例題からどんなところが良いか味わい、作品創作のポイントを学んだあと、作品創作に取り組みました。講師の先生方からアドバイスをいただきながら、自分の気持ちや五感で感じたことを思い思いの言葉で表し、歌を詠みました。

詩部門【8月27日(日曜日)実施】

詩部門の様子

詩部門の様子

最終回は「詩」部門です。講師には谷口 明美先生を迎え、たくさんの例題を紹介いただきながら講義をいただきました。

作品作りの題材の決め方について学ぶ時間では、参加者の実体験をもとに「印象に残った場面」と「その時感じた気持ち」が書かれた紙をそれぞれホワイトボードに貼り付けながら、詩の材料さがしに取り組みました。

作品創作の時間では、長文の作品作りに苦戦する方もいらっしゃいましたが、講師の先生方からのアドバイスをいただきながら、ありのまま、感じたままの素直な気持ちが味わえる素敵な作品ができあがりました。

修了式

俳句・短歌・川柳・詩の全ての部門を受講された方に受講修了証を贈呈しました。

今年は2名の方が全部門を受講されました。

この記事に関するお問い合わせ先

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