平成27年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容
夏休み文芸ワークショップについて
彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会の提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者を育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。
夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に川柳、詩、短歌、俳句の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むために実施する小学生、中学生対象の講座です。
彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で6回目の開催となります。
川柳部門【7月25日(土曜日)実施】
講義の様子
「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は、須田 さゆり先生より川柳について教えていただきました。これまでもワークショップに参加してくれている人も、今回の参加が初めての方も、子どもから大人までわかりやすく、楽しく教えていただきました。
フィールドワークの様子
ひこね市文化プラザの円形広場周辺でフィールドワークを行いました。この日はとても暑く、外に出ているだけで汗が出てきました。子どもたちはみな涼しげに池で泳ぐ鯉たちをうらやましそうに観察していました。
川柳づくりの様子
川柳は五、七、五で自分の思いを表現しないといけないため、字数が多くなり、最初は苦戦していた人もいましたが、先生のアドバイスでコツをつかみ、すばらしい句がたくさんできあがりました。
発表の様子
作品の発表を最初は恥ずかしがっていた人もいましたが、他のお友達の発表を聞いて、大きな声で発表することができました。作品も子どもたちならではの発想や感じ方が、上手に表現されており、参加者全員驚かされました。
詩部門【8月1日(土曜日)実施】
講義の様子
第2回目は、詩について谷口 明美先生より教えていただきました。いきなり一から詩を作るのではなく、テキストの詩の一部を自分の好きなことばに置き換えることころから始めていただき、初めての参加者も自分の思いを詩で表すコツがつかめました。
フィールドワークの様子
今回は会場が彦根市民会館だったため、フィールドワークは護国神社周辺を散策しました。護国神社ではみたままつりの準備中でした。
詩づくりの様子
講義で教えて頂いたことをもとに、詩を作りました。子どもたちは感じたことや思ったことを素直にことばにし、先生やお父さん、お母さんもびっくりするような上手な詩がいっぱいできました。お父さん、お母さんも子どもに負けじと一緒に詩を作られていました。
発表の様子
参加者全員、一人ずづ自分の作った詩を発表しました。日頃感じていることや家族のこと、友達のこと、学校のことなど、みんな思い思いに自分の気持ちを詩で表わすことができました。
短歌部門【8月8日(土曜日)実施】
講義の様子
第3回目は、「短歌の世界」をテーマに河分 武士先生に短歌を教えて頂きました。何気なくしているあいさつにも、実は五、七、五、七、七のリズムでできている言葉が多くあることを教えていただきました。
フィールドワークの様子
この日もとても暑かったのですが、文化プラザ周辺のフィールドワークを行いました。過去にこのフィールドワークを題材に非常に上手な短歌を作った生徒がおられたとのことで、参加者も短歌の題材を頑張って探していました。
短歌作りの様子
短歌は、川柳や俳句と比べて文字数が多いため、難しいと感じる子どもたちもいましたが、先生のアドバイスを参考に、上手な短歌をたくさん作りました。
発表の様子
参加者全員、自分のことばで頑張って考えた短歌を、みんなの前で元気よく発表してくれました。いっぱい作品を作って、何回も発表してくれる人もいました。
俳句部門【8月22日(土曜日)実施】
講義の様子
第4回目は、寺村 滋先生に俳句について教えてもらいました。川柳との違いや、上手な俳句の作り方をわかりやすく教えてもらいました。
フィールドワークの様子
フィールドワークは庄堺公園まで行きました。とても暑い日で、みんな汗をかきながらも俳句の題材を探しにいきました。公園では、先生から咲いている植物の名前と、その植物がどの季節を表すのか教えてもらいました。
俳句作りの様子
部屋に戻ってきた後は、俳句の創作に取りかかりました。参加者はみなフィールドワークで見たことだけでなく、この夏休みの思い出などを元にたくさんの句を作りました。でき上がると先生に見てもらい、その後さらに上手な句を作る参加者もいました。
修了式
講義の後は、修了式を行いました。今年は全部門受講した参加者は、小学生5名、中学生4名の合計9名でした。皆さんおめでとうございます!
更新日:2024年09月02日