平成28年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容

更新日:2024年09月02日

HP番号: 4728

夏休み文芸ワークショップについて

 彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会の提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者を育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。

 夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に川柳、詩、短歌、俳句の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むために実施する小学生、中学生対象の講座です。

 彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で7回目の開催となります。

川柳部門【7月23日(土曜日)実施】

講義の様子

須田さゆり先生の講義中の写真

 「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は、講師の須田 さゆり先生より「川柳ってなーに?」をテーマに、川柳についてわかりやすく、楽しく教えていただきました。今回が初めての参加した人もいて、みんな熱心に先生の講義を聞いていました。

フィールドワークの様子

池の鯉をのぞき込んでいる子供達の写真

フィールドワークはひこね市文化プラザの円形広場周辺で行いました。とても蒸し暑い日でしたが、子どもたちは池で泳ぐ鯉やアメンボなどを観察し、川柳を作る題材を探していました。

創作の様子

川柳の制作に取り組んでいる参加者達の写真

須田先生に講義で教えてもらったこと、また、フィールドワークで観察したことを元に川柳を創作しました。自分の心を詠んだすばらしい句がたくさんできあがりました。

発表の様子

女の子がみんなの前で発表をしている写真

今回、参加してくれた子どもたち全員、前に出て自分作った作品を、大きな声で発表してくれました。短い創作時間でしたが、皆さんすばらしい句ばかりでした。子どもたちの発表の後は、保護者の方も発表してくださいました。

短歌部門【7月30日(土曜日)実施】

講義の様子

河分武士先生による講義中の写真

第2回目の短歌は、彦根文芸協会の河分 武士先生に、短歌について丁寧に教えてもらいました。前回の川柳と比べて、文字数も多く、難しそうに感じている子も多くいましたが、わかりやすい先生の講義をみんな真剣に聴いていました。

創作の様子

短歌の制作に取り組んでいる参加者達の写真

先ほど講義で習ったことを踏まえて、実際に短歌を作ってみました。皆さん、悪戦苦闘していましたが、所々で先生のアドバイスも受け、みんな短歌を作ることができました。

発表の様子

みんなの前で発表をしている男の子の写真

がんばって作った短歌を、緊張しながらも前に出て発表しました。子どもならではの視点で詠まれた短歌が数多くあり、一緒に参加していた保護者の方も驚く、素晴らしい歌がたくさん詠まれました。

詩部門【8月6日(土曜日)実施】

講義の様子

谷口明美先生による講義中の写真

第3回目の詩は、彦根文芸協会の谷口 明美先生に詩を教えてもらいました。当日は、広島に原子爆弾が投下された日ということもあり、詩の勉強をしながら、先生の体験も交え、日本が戦争をしていた時代のお話を聞きました。

谷口明美先生の講義を熱心に聞いている参加者達の写真

講義では、実際に参加者と同じの年齢の子どもたちが作った詩を朗読し、どこが良いと思ったのかをみんなで考えました。

創作の様子

制作に取り組んでいる参加者達の写真

講義で学んだことをもとに、詩を作りました。「長い詩でなくても短い詩でもいいよ。」といったアドバイスを先生からいくつかもらい、日々の生活であったことや見たこと、感じたことをまとめて、詩を作りました。

発表の様子

みんなの前で発表をしている男の子の写真

子どもたちは、全員前に出て、大きな声で素晴らしい詩を発表してくれました。

みんなの前で発表をしている女の子との写真

創作の時間は長くなかったのですが、その中でもみんなとても上手な詩を発表してくれました。

俳句部門【8月20日(土曜日)実施】

講義の様子

赤木和代先生による講義中の写真

彦根文芸協会の赤木 和代先生に、俳句をわかりやすく教えてもらいました。歴史の話から、有名人の俳句、上手な俳句の作り方まで丁寧に教えてもらいました。

季語の観察の様子

皆で集まって季語の観察をしている参加者達の写真

「季語の観察」として文化プラザの外でしゃぼんだまを飛ばしたり、蚊取り線香を焚いてにおいを嗅いでみたりしました。実際に体感することは、俳句を作るうえで大切なことの一つです。皆さん真剣に観察し、メモしていました。

教室先生の周りに集まっている子供たちの写真

教室に戻ってきてからは、「麦わら帽子」や「風鈴」、「水中花」といった季語となる「モノ」を観察しました。子どもたちの中には、実際に「モノ」を触ったり、聞いたりすることで、今まで気が付かなかったことに気が付いた人もいたことと思います。

創作の様子

制作に取り組んでいる参加者達の写真

講義で教えてもらったこと、季語の観察で感じたことをもとに一生懸命考えて、作品を作りました。

発表の様子

ホワイトボードに貼られた作品の前で話をしている先生の写真

自分の作った作品の中から、一番いいと思った句を短冊に書いて、ホワイトボードに貼って発表しました。皆さんあ、短い時間でしたが素晴らしい句ばかりでした。これからも、見たり、聞いたり、感じたことをメモして、ぜひたくさんの俳句を作ってください。

修了式の様子

1列に並んで修了証書を受け取っている子供たちの写真

講座の後には、すべての部門に出席された方修了証と記念品をプレゼントしました。今年は6名の方が全部門受講されました。おめでとうございます!
今後も文芸に興味を持ち続け、良い作品をいっぱい作ってください。
10月からは「ひこね子ども文芸作品」の募集を始めます。ぜひご応募お待ちしております。

この記事に関するお問い合わせ先

観光文化戦略部 文化振興課

電話:0749-23-7810
ファックス:0749-21-3080

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