平成29年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容

更新日:2024年09月02日

HP番号: 4739

夏休み文芸ワークショップについて

 彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会を提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者の育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。

 夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に川柳、詩、短歌、俳句の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むために実施する小学生、中学生対象の講座です。

 彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で8回目の開催となります。

川柳部門【7月22日(土曜日)実施】

講義の様子

須田さゆり先生による講義中の写真

「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は川柳です。須田 さゆり先生に、川柳を作ったことのある受講生だけでなく、初めて川柳を学ぶ受講生にも、わかりやすく、楽しく教えていただきました。

フィールドワークの様子

護国神社周辺の散策をしている参加者達の写真

フィールドワークは、護国神社周辺の散策をしました。講義で教えてもらったことを思い出し、川柳の題材を探して、皆さん一生懸命メモを取っていました。

創作の様子

熱心に作品創作に取り組んでいる参加者達の写真

前半の講義で須田先生に教えてもらった「川柳=人間をうたう詩」となるよう、フィールドワークのことやこれまで体験したことなどを題材に、熱心に作品創作に取り組みました。

発表の様子

みんなの前で発表をしている女の子の写真

創作の後は、子どもたち全員、自分作った作品を発表してくれました。皆さんの作品は先生も驚くような素晴らしい作品ばかりでした。
今後も、多くの川柳作品を作ってもらえることを願っています。

短歌部門【7月29日(土曜日)実施】

講義の様子

河分武士先生による講義中の写真

第2回目は「短歌」です。河分 武士先生を講師にお迎えし、短歌について丁寧に教えてもらいました。短歌は文字数も多く、難しいイメージがありますが、わかりやすい先生の講義をみんな真剣に聴いていました。

創作の様子

一生懸命創作に取り組んでいる参加者達の写真

講義で先生に教えてもらったことをもとに、短歌の創作に挑戦しました。前回の川柳と違って文字数も多く、苦労していた受講生もいましたが、先生のアドバイスも受けながら、一生懸命創作しました。

発表の様子

作品の発表をしている女の子の写真

受講生全員、がんばって作った作品を前で発表しました。皆さん多くの作品を作られ、素晴らしい歌が詠まれました。

詩部門【8月5日(土曜日)実施】

講義の様子

谷口明美先生による講義中の写真

第3回目の詩は、谷口 明美先生に講義をしてもらいました。詩の作り方について谷口先生に教えてもらったほか、やまかみまさよ先生、西村和野先生による詩の朗読もあり、皆さんで一緒に詩を朗読しました。

図書館見学の様子

館長が説明をしている写真

詩の創作にあたり、今年は図書館を見学しました。館長からは昨年創立100年を迎えた彦根市立図書館について説明があり、その後は書庫など普段入れない場所も見学しました。

お堀の道を散策している参加者の写真

図書館からの帰りは彦根城のお堀の道を通りました。お堀に咲く睡蓮の花々や、鳥や虫たちを見つけて、詩の題材にするため、みんな熱心にメモしていました。

創作の様子

詩の作成に取り組んでいる親子連れや子供たちの写真

講義で学んだこと、図書館で見学したことを元に、詩を作りました。何を書こうか考えている人も、先生からのアドバイスを受け、がんばって作品を創作しました。

発表の様子

作品の発表をしている男の子の写真

子どもたちはみんな、自分の作った作品を発表してくれました。創作する時間は短かったにもかかわらず、皆さんとても上手な詩ばかりでした。

俳句部門【8月19日(土曜日)実施】

講義の様子

赤木和代先生による講義中の写真

 第4回目の詩は、赤木 和代先生に講義をしてもらいました。俳句とは何か、どんな季語があるのか、上手な俳句ってどんな俳句かといったことを教えてもらいました。また、井伊直弼のことや彼が過ごした埋木舎のことも教えてもらいました。

フィールドワークの様子

お堀の道を歩いている参加者達の写真

 フィールドワークは埋木舎に行きました。途中、お堀には鵜がいたり、柳の木があったりと俳句の季語となる動植物を見つけることができました。

埋木舎に到着した参加者達の写真

 埋木舎に到着しました。初めて埋木舎を訪れる人がほとんどで、皆さん興味津々で中を見学していました。

季語の観察、創作の様子

紙風船や繭玉を手に持ち創作に取り組んでいる参加者達の写真

 創作しやすいように、創作の前に季語となる紙風船と繭玉を配り、実際に手に持って感じとってもらいました。
 上手な俳句を作るには、物に触れたり、その場所を訪れたりして五感で感じることが大事だと教えてもらいました。

発表の様子

ホワイトボードに短冊に書かれたの作品が貼られている写真

 講義で教えてもらったこと、フィールドワークで見学したことを踏まえて、皆さんががんばって創作した作品を発表しました。
 皆さんの作品はどれも季語が上手く入った、子どもらしい素晴らしい作品でした。

修了式の様子

修了証書を受け取っている子供たちの写真

 この日で全部門が終了したので、修了式を実施しました。
 今年は3名の方が全部門を受講されました。おめでとうございます!これからもどんどん作品を作ってください。
 来年は、さらに多くの方が全部門を受講されることを願っています。

この記事に関するお問い合わせ先

観光文化戦略部 文化振興課

電話:0749-23-7810
ファックス:0749-21-3080

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