平成30年度 夏休み文芸ワークショップ実施内容
夏休み文芸ワークショップについて
彦根市では、子どもたちに文化芸術活動を通じて自己表現できる機会を提供し、また、日頃から熱心に文化芸術活動に取り組む子どもを表彰することで、子どもの豊かな心と感性を育て、将来の文化芸術活動の後継者の育成を目的とした「ひこね子ども文化芸術奨励事業」を行っています。
夏休み文芸ワークショップは、夏休み期間中に川柳、詩、短歌、俳句の学習を通じて、日本語本来の美しさを感じ、豊かな表現力(考える力・書く力・伝える力)を育むために実施する小学生、中学生対象の講座です。
彦根文芸協会の方々を講師にお招きし、今年で9回目の開催となります。
川柳部門【7月21日(土曜日)実施】
講義の様子
「夏休み文芸ワークショップ」の第1回目は川柳です。須田 さゆり先生に、「川柳ってなーに?」をテーマに初めて川柳を学ぶ受講生にも、わかりやすく、楽しく教えていただきました。
創作の様子
前半の講義で須田先生に教えてもらった「川柳=人間をうたう詩」となるよう、これまで体験したことなどを題材に、自分を観察し、自分の心を詠んで、創作に取り組みました。
発表の様子
短い創作時間の中でたくさんの素晴らしい作品を創作し、発表してくれました。先生も驚くような素晴らしい作品ばかりでした。
今後も、多くの川柳作品を作ってもらえることを願っています。
短歌部門【7月28日(土曜日)実施】
講義の様子
第2回目は「短歌」です。河分 武士先生を講師にお迎えし、短歌について丁寧に教えてもらいました。短歌は文字数も多く、難しいイメージがありますが、わかりやすい先生の講義をみんな真剣に聴いていました。
創作の様子
講義で先生に教えてもらったことをもとに、短歌の創作に挑戦しました。短歌の要点を踏まえて、先生のアドバイスも受けながら、一生懸命創作しました。
発表の様子
子どもならではの視点で詠まれた短歌がたくさん読まれました。自分の思いを詠んだ素晴らしい歌を発表してくれました。
詩部門【8月4日(土曜日)実施】
講義の様子
第3回目の詩は、谷口 明美先生に講義をしてもらいました。詩の作り方について谷口先生に教えてもらったほか、やまかみまさよ先生、西村 和野先生による詩の朗読もあり、皆さんで一緒に詩を朗読しました。
創作の様子
いつもとはちがう目、ちがう気持ちでとらえた詩をたくさん創作しました。先生も驚くような作品が多数ありました。
発表の様子
子どもたちはみんな、自分の作った作品を発表してくれました。創作する時間は短かったにもかかわらず、皆さんとても上手な詩ばかりでした。
俳句部門【8月18日(土曜日)実施】
講義の様子
第4回目の俳句は、赤木 和代先生に講義をしてもらいました。俳句とは何か、どんな季語があるのか、上手な俳句ってどんな俳句かといったことを教えてもらいました。また、井伊 直弼のことや彼が過ごした埋木舎のことも教えてもらいました。
フィールドワークの様子
フィールドワークは埋木舎に行きました。、柳の木など俳句の季語となる動植物をよく観察して、句を考えている姿が印象的でした。
発表の様子
講義で教えてもらったこと、フィールドワークで見学したことを踏まえて、皆さんががんばって創作した作品を発表しました。
皆さんの作品はどれも季語が上手く入った、素晴らしい作品でした。直弼に関する作品もたくさんありました。
修了式
川柳・短歌・詩・俳句の全ての部門を受講された方に修了証と記念品をプレゼント
しました。今年は7名の方が全部門受講されました。おめでとうございます!
今後も文芸に興味を持ち続け、素晴らしい作品をたくさん作ってください。
「ひこね子ども文芸作品」のご応募もお待ちしております!
埋木舎への展示
俳句の講座では、埋木舎を見学し、井伊 直弼公や埋木舎にちなんだ俳句を創作しました。
受講生が創作しました作品を埋木舎で展示いたします。
展示期間
平成30年11月8日~(概ね一年間)
展示場所
国特別史跡 井伊直弼学問所「埋木舎」(彦根市尾末町1-11)
午前9時から午後4時30分まで
休館日は月曜日と冬期(12月下旬から3月中旬)
展示点数
井伊 直弼公や埋木舎にちなんだ俳句作品20点
更新日:2024年09月02日