ご存知ですか?「地籍調査」

更新日:2021年10月19日

【目的】

 人に戸籍があるように、土地にも「地籍」という戸籍のようなものがあります。「地籍」とは一筆ごとの土地に関する記録のことで、登記所(法務局)には土地登記簿(所有者、地番、地目、面積などの記録)やその地図(公図)が備え付けられています。しかし「地籍調査」を実施していない地域は、必ずしも土地の実態を正確に反映した登記内容となっておりません。これは、現在の公図が明治初期に作られた地図をもとにしているものが多いこと、また、測量技術が現在のように精密でなかったことなどが原因です。

 地籍調査は、最新の測量技術を使った精度の高い「地籍図」と、現状にあった正確な「地籍簿」を作成し、公図や土地登記簿を修正します(所有権移転等の権利移転はできません)。  

【こんなメリットがあります】

  • 土地のトラブルの未然防止に役立ちます
    地籍調査を機会に、となりの土地との境界が明確になり、境界杭の位置も記録として残るので後々の紛争も防止できます。
  • 災害の復旧に役立ちます
    土砂崩れや水害等の災害復旧の際、地籍調査の成果を利用して位置を確認できるため復旧作業も効率よく行えます。
  • 土地取引の円滑化に役立ちます
    正確な土地の状況が登記簿に反映され、登記制度の信頼性が向上するとともに、安心した土地取引ができるため、経済活動全体の円滑化・活性化につながります。
  • 調査費用の負担はゼロです
    測量や登記手続きなど調査に必要な費用については国・県・市が負担しますので、土地所有者の負担はありません(ただし調査立会等による交通費等は個人負担となります)。
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  • 地元の住民の方々のご協力が必要ですので、彦根市では地籍調査を自治会ごとに実施しています。事業の詳しい内容については彦根市役所の建設管理課まで問い合わせてください。ご要望により地元説明会等も実施させていただきます。
  • 地籍調査は事業の開始から終了まで3年から4年の期間が必要となります。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 建設管理課

電話:0749-30-6121
ファックス:0749-24-5211

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