【第9回】平和と安定のために・・・すごいぞ家康!

平和と安定のために・・・すごいぞ家康!
彦根にはかつて67の城や館が存在した
戦国時代、大名の有力な家臣は各地域に自らの城を持ち、独自にその地域を支配していました(例えば彦根市内には最大で67の城や館が存在しました)。
しかし、これでは地域の支配は複雑なものとなり、統一した政治方針が浸透しません。

平和のために一国一城令を出した家康
大坂夏の陣(1615)に勝利した徳川家康は、やっと訪れた平和を長く続けるため、地域支配の方法を大きく変えました。
有力な家臣に城を廃棄させ、大名の城に集まって暮らすように指示を出しました(一国一城令)。
城が大名の城一つになったことで、家臣が力を蓄えて反乱することができなくなりました。
また、政治も大名の城だけで決定するようになり、政治方針を徹底しやすくなりました。

(広報ひこね2023年7月号掲載)
更新日:2025年09月05日