【第32回】武士の正月 具足祝い(具足飾り)

武士の正月 具足祝い(具足飾り)
甲冑のことを具足と言います。江戸時代の武士は、正月、具足祝いといって具足とともに太刀や弓矢が飾られ、その前に鏡餅を供えました。1月11日には、この餅を分けて食べる行事があり、ここから鏡開きの風習が生まれました。
この具足祝いは、室町時代くらいからあったようですが、戦いの際に身に着ける具足は、武士にとっては命を預ける大切な道具でした。
武士はいつでも戦うことができるよう準備を怠らなかったことが良くわかる行事です。
彦根城博物館では、1月10日(土曜日)まで、この具足飾りがされていますのでぜひご覧ください。

- (元旦の御殿で)
殿様「新年やな。」
家臣「御目出度く存じ奉り候。」 - 家臣「恒例の具足飾りをしております。」
殿様「具足は武士の命やからな。」 - (元旦の家臣の屋敷・具足飾りの前に大きな鏡餅)
家臣「我が家の具足飾りもなかなか。」
家人「餅が過分では・・。」 - 家臣(餅の食べ過ぎで膨れたお腹)「満腹、満腹。」
家人「(これが目的やったんや!鏡開き前ですが・・。)」
(広報ひこね2026年1月号掲載)




更新日:2026年01月01日