市長に聞く新彦根市政
令和7年4月27日の彦根市長選挙の結果、田島一成氏が市長に就任し、令和11年5月9日までの任期で新市政がスタートしました。田島新市長が語る、これからの彦根市の方針や、今の思いをご紹介します。


市民のアイデアや知恵を大切に
市長に就任された、今のお気持ちは。
これまでの経験の中で、彦根市民の皆さんをはじめ、多くの方々にお世話になりました。その恩返しのつもりで、残りの人生をすべて、この彦根市に捧げて頑張るつもりです。
さて、現況の課題に目を落とせば、非常に責任重大だと感じています。市民の皆さんに協力を仰ぎながら、また、皆さんの意見を対話という形で繋ぎながら、実現に向けて取組を進めていきたいと思っています。
4年間で目指す目標や、市の方向性は。
まずはこの厳しい財政状況を乗り切っていくこと、そして市民の皆さんの期待や願いを叶えていくことが、私の大きな使命です。皆さんの声を拾い集め、行政の実情をお伝えし、相互に理解と信頼関係が築ける。そんな彦根市政を目指します。
また、長い歴史を有する彦根の誇りを守り、風格ある彦根を皆さんと築きたい。出身を聞かれた時に、胸を張って「彦根市です」と言えるまちを作っていきたいと思っています。
対話し、一緒に進める
特に力を入れて取り組みたいことは。
課題はたくさんあります。しかしながら、1人でも多くの皆さんと対話を進め、市長や市職員だけではなく、市民の皆さんと一緒に協働【コラボレーション】して進められる方策を、私は考えていきたいと思っています。
自分の言いたいことだけを言うのが対話ではないし、相手の話を聞くだけでも対話ではない。皆さんからアイデアや知恵をいただきながら、市政を丁寧に進める。時間はかかるかもしれないけれど、同じ方向を目指し、互いに歩み寄ることこそ、心を合わせる「対話」に繋がるのだと思います。
私はこの「対話」に、彦根市発展の活路を見出したいと思っています。
更新日:2025年06月01日