みんなで取り組むまちづくり~彦根市総合計画について~
総合計画とは
総合計画は彦根市のまちづくりの基本方針です。
彦根市は、総合計画に基づき、市民や事業者の皆さんなどと一緒になって、まちづくりに取り組んでいきます。
また、彦根市では各分野で様々な計画を作っていますが、総合計画はそれら個別計画の指針となる計画です。
そのため、総合計画は彦根市の「最上位計画」であるとも言えます。
総合計画の内容
総合計画は「基本構想」と「基本計画」の2本立てです
総合計画は「基本構想」と「基本計画」から構成されます。
基本構想
「基本構想」は、彦根市の現状や将来の見通しをもとに、「めざすまちの姿」および「まちづくりの方向性」について定めます。期間は令和4年度(2022 年度)から令和15年度(2033年度)までの12年間です。
基本計画
「基本計画」は、基本構想に基づいて、具体化を図るための施策について定めます。成果目標を示し、達成に向けての進捗を評価できるようにします。市長の任期と合わせる形で、期間は4年間とし、前期・中期・後期で定めます。
なお、前期基本計画の計画期間は令和4年度(2022年度)から令和7年度(2025年度)までの4年間です。
「めざすまちの姿」と「まちづくりの方向性」
1 だれもがその人らしくいきいきと暮らし、つながり支え合うまち
多様性を認め合い、受け入れ、互いに尊重し合って、つながり支え合うまち、だれもがその人らしくいきいきと生活できるまち、市民一人ひとりが輝くまちをめざします。
12年後の姿
- あらゆる人がそれぞれの個性や生き方を互いに認め合い、ともに支え合っています。
- 市民一人ひとりが多様な価値観を認め合いながら、地域活動やボランティア活動に参加し、いきいきと輝き活躍しています。
- みんなで健康づくりに取り組み、住み慣れた地域で医療や福祉が受けられ、心地よく暮らし続けられています。
- 子どもから大人まで、市民一人ひとりが自分から進んで学び続け、学んだ成果を地域で生かしています。
主な取組
- あらゆる場面で人権教育・人権啓発を推進します。
- 出前講座等で男女共同参画の推進を支援します。
- みんなで生活習慣病予防に取り組むとともに、在宅医療・救急医療の充実を図ります。
- 高齢者や障害のある人を身近で見守り支える体制づくりを進めます。
- 図書館施設の整備・維持補修や市民の学習ニーズに応じた学習機会の確保と充実に努めます
2 子ども・若者が自分らしく輝き、学び躍動するまち
少子高齢化がますます進む中、これからの彦根市の未来を創っていく子ども・若者が自分らしく輝き、学び躍動していくまちをめざします。
12年後の姿
- 親同士の交流や地域の人との交流の場など、地域で子どもが成長する環境が充実し、だれもが安心して子育てできます。
- 子ども一人ひとりに合った教育・保育サービスが希望に応じて受けられます。
- ICTや先端技術を使った多様な学びを通じて、児童・生徒は、「生きる力」としての「総合的な学力」を身につけています。
- 大学生や高校生が地域の人と活発に交流し、地域で活躍しています。
- 若者が増え、まちが活力とにぎわいにあふれています。
主な取組
- 子育て世代の経済的負担の軽減を図るため、子どもや乳幼児に対する医療費助成の拡充や小中学校給食の無償化を図ります。
- 保育施設の整備と保育人材の確保を進め、待機児童の解消をめざします。
- 「学ぶ力」の向上と学校施設や教育機器の充実を図ります。
- 大学などの高等教育機関や高等学校との連携を強化するとともに、市内大学生の定住促進を進めます。
- 様々な手法による情報発信や移住相談後のアフターフォローなどにより移住促進を強化します。
3 歴史・文化を生かし、にぎわいと特色ある産業が育つまち
先人から受け継がれてきた、彦根市が誇る歴史・文化を未来へつなぐとともに彦根市ならではの可能性(彦根城世界遺産登録、データサイエンス都市)を見出し、生かしながら、新たな産業の展開を進め、にぎわいと特色ある産業が育つまちをめざします。
12年後の姿
- 彦根城が世界遺産に登録され、市民が力を合わせて歴史や文化財を守り生かし、観光客と市民、どちらにとっても魅力的でにぎわいのあるまちになっています。
- 伝統文化が息づくまちで、子どもの時から、創作活動や音楽・芸術などに親しむことができ、”彦根らしい”文化が創出されています。
- いつでも、どこでも、何歳になっても、身近でスポーツができ、観戦や応援なども楽しめます。
- 彦根ならではの特色のある産業が育っています。また、彦根に移り住み、新しい事業を始める人も増えています。
主な取組
- 彦根城の世界遺産登録を推進します。また、様々な関係者が力を合わせて景観まちづくり活動を推進します。
- 文化祭の開催などを通じて、市民の文化芸術活動を支援します。
- SNS等も活用しながら、戦略的な観光プロモーションの展開に努めます。
- スポーツツーリズムやeスポーツを推進します。
- 特色ある産業の振興を図るとともに、創業支援やシェアオフィスの整備を進めます。
4 豊かな自然と共生し、安全・安心で快適なまち
彦根市の魅力である豊かな自然環境と共生し、安全・安心で、だれもが快適に暮らすことができるまちをめざします。
12年後の姿
- 予約型乗合タクシーやバス、鉄道、自動運転車などを使い、だれもが自由に移動できます。
- 豊かな自然の保全・美化活動が積極的に行われ、地域の住民や観光客に親しまれています。
- エネルギーの使用が少ない機器の利用やごみの減量・リサイクルが進み、エコな生活を送っています。
- 空き家の有効活用や安心して住める住宅、緑豊かな公園緑地などが整備され、だれもが快適で住みやすいまちになっています。
- 道路や河川などの整備や維持管理により災害への対策が進み、防災訓練などを通じて、地域や市民の災害への備えも進んでいます。
- 犯罪や交通事故が減り、子どもから高齢者まで安全で安心して生活しています。
主な取組
- 彦根城周辺で「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを進めます。
- 予約型乗合タクシーでWEB予約やキャッシュレス決済を導入し、利便性の向上を図ります。
- 自然観察会など自然と触れ合う機会を創出します。
- 節電や節水などの環境に配慮した行動やごみ減量を促進します。
- 空き家の活用などの対策や安全な住まいづくりを進めます。
- 防災講習会や防災訓練などの開催や非常用備蓄品の準備など自助・共助を促進します。
- 防犯パトロール活動や通学見守り活動など地域安全活動を推進します。
5 政策推進のための取組
「めざすまちの姿」をみんなで共有し、市民・事業者・職員などまちに関わる主体がともに、“オール彦根“で実現します。
12年後の姿
- スマートフォンなどから市の情報を知ったり、手続きができ、市民も彦根のことを世界に発信しています。
- 地域のことを住民同士が一緒になって考え、地域活動に取り組んでいます。
- 観光や仕事・学校などで訪れる人だけでなく、ふるさと納税や配信動画を楽しむ人など、彦根市に関わる人が多くなっています。
- 湖東圏域の市町が協力し合い、広域の地域全体で活性化しています。
主な取組
- ホームページ、SNS、動画配信サービスなどによる情報発信を行います。また、市民による彦根の魅力発信を促進します。
- 自治会等が主体的に行うコミュニティ活動を支援し、地域活動を促進します。
- ふるさと納税の返礼品の拡充やPRの強化を進めます。
- 医療や学校給食、公共交通など様々な取組で近隣市町などとの連携を推進します。
- 行政のデジタル化を推進し、市の業務の自動化・効率化を図ります。
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更新日:2024年09月02日