第1回 多文化共生って何?(2020年3月)
はーとふるメッセージ2019特選作品
(平田小学校 一円美月さん)
今年度の「人権のまちづくり講演会」は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、残念ながら中止となりました。今回は「多文化共生」をテーマとし、開催する予定でした。せっかくの機会ですので、「多文化共生」について書いてみたいと思います。
皆さんは「多文化共生」という言葉を知っていますか?聞いたことはあるけれどよくわからない、少し難しそうと感じている人もいるのではないでしょうか。
日本で暮らす外国人の数は年々増えており、彦根市には2020年1月末現在、2,872人の外国人住民がおられます。これだけ多くの方がいらっしゃるのですから、皆さんの中には、地域や職場、学校などに既に外国人の方がおられるという方もいらっしゃるかもしれません。
はーとふるメッセージ2019入選作品
(中央中学校 小島みりさん)
今年も春が近づいてきました。春は出会いと別れのシーズン。転入・転居が最も多い時期です。今は周りに外国人住民がおられなくても、あなたの家の近くに外国人が引っ越されてくるかもしれません。文字や言葉がわからずゴミの出し方などに困っている外国人を見かけたとき、皆さんならどうしますか。外国語ができないからと声をかけることをためらってしまう、なんて方もいるのではないでしょうか。
私も職場で外国人の方の対応をすることがありますが、最初はとても緊張します。でも、まずは笑顔で「こんにちは」と声をかけることを心がけています。笑顔でコミュニケーションをすることで、お互いの緊張がほぐれていくと思うからです。
「多文化共生」とは、様々な国籍や民族の人々がお互いの違いを認めあい、協力しあいながら同じ社会の一員として生活していくことをいいます。一人ひとりがお互いの立場や文化的背景を認め、対等な関係で支えあう「ともにいきいきと暮らせるまち ひこね」を目指して…皆さんもまず、あいさつから始めてみませんか。
第1回 多文化共生って何?(2020年3月) (PDFファイル: 216.5KB)
更新日:2024年09月02日