第4回 インターネットと人権(2020年6月)
インターネットは便利ですが・・・
外出自粛などで、家でインターネットを使うことが多くなりましたが、皆さんはどんな使い方をされていますか?
インターネットは、たくさんの情報を集められるだけでなく、様々なアプリやSNSを活用することで、自分の意見や気持ちを多くの人に伝えたり、コミュニケーションの輪を広げることができます。
インターネットは、私たちの暮らしを便利で豊かなものにしてくれますが、同時に、危険と隣合わせでもあることを、きちんと理解しておく必要があります。
例えば 、こんな経験はありませんか?
彦根市はーとふるメッセージ2019 特選
東中学校 中林 美羽 さん
- 友人がメッセージの返事をなかなか返してこないことにイライラして、つい、インターネットにその友人の悪口を掲載してしまった。
- 友人からメッセージが来たが、忙しくて返信を忘れていた。数時間後に思い出し、慌てて確認すると、すでにグループ登録から外されてしまっていた。
- 旅行先で友人と写真を撮った。とてもきれいに撮れているが、友人は恥ずかしがると思ったので、黙ってインターネットに掲載した。
- フェイクニュース(事実と異なる偽の情報)を事実だと思い込み、SNSでシェアしたら、次から次へと拡散されてしまった。
- 誰かが作った著作物(映像・写真・小説)を無断でインターネット上に掲載してしまった。
- SNSで知り合った人と仲良くなったので、実際に会ったら、思ってもいないトラブルに巻き込まれた。
知らず知らずのうちに、自分や誰かを傷つけてしまわないために
情報発信の匿名性を悪用した誹謗中傷や差別など、インターネット上での人権侵害が増加してます。使い方を間違えると、自分が「加害者」もしくは「被害者」になりかねません。
インターネットの向こう側には、あなたが発信した情報を受け取る相手がいることをいつも意識しましょう。相手の人権を尊重すること、相手の気持ちを配慮することが大切です。
また、インターネットに掲載した写真などの個人情報を完全に削除することは、非常に困難です。自分や誰かの個人情報を安易にブログやSNSに掲載することはやめましょう。
第4回 インターネットと人権(2020年6月) (PDFファイル: 549.3KB)
更新日:2024年09月02日