子どもの体や脳の成長発達の基盤は生活リズムです
早寝、早起き、規則正しい食事など、生活リズムが整っていると、ホルモンのバランスや体温が自然に整えられていきます。また、成長に必要なホルモンは夜、睡眠中に活発に分泌されます。
生活リズムを整える方法
朝は決まった時間に起こそう
体内時計は朝起きて光を浴びることによってリセットされます。睡眠のリズムを整えるには朝、決まった時間に起こすことが重要です。夜更かして寝るのが遅くなっても翌日の朝は予定通りに起こし、その日は早寝することを心がけましょう。
朝ごはんをたべよう 
3食のうち、とくに大切なのは朝ごはんです。朝ごはんを食べることで、内臓を目覚めさせ、消化や代謝のリズムを整えます。また、からだの隅々まで栄養がいって脳が活性化し、体温が上がるので1日を元気に過ごせます。
日中にたっぷり遊ぼう 
朝起きると、やる気ホルモンが出てきます。午前10時がピークで、午後は出方が少なくなります。頭がさえ集中力や学習能力が高まる午前中は、体・手・頭を使った遊びを、午後はからだを使って遊ぶことで適度な疲れを誘います。
お昼寝時間に要注意 
最初は細切れだったお昼寝も、3~6か月ごろに1日2~3回程度にまとまり、9か月ごろには2回、1歳すぎには1回に減ります。3歳ごろからお昼寝しない日も出てきて、6歳ごろにはほとんどのお子さんでお昼寝をしなくなります。夜の睡眠に影響しないように夕方まで寝かせず、早めに起こしましょう。
ブルーライトに気をつけよう
テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面からの光(ブルーライト)の刺激は覚醒のリズムに影響を与えるので、寝る直前までテレビなどを見ていると寝つきが悪くなり、朝起きるのがつらいといった状態を引き起こします。
おやすみの準備をしよう 
夜の睡眠中には成長ホルモンが出て、脳や体を休め修復し成長させます。成長ホルモンは午後8時くらいから出始め、午前1時頃がピークになります。午後8時には、電気を消して暗く静かな環境を作り、眠りにつかせることが体の成長を支えます。
更新日:2025年02月25日