こどもの歯をむし歯から守るために

更新日:2025年02月25日

HP番号: 27059

むし歯予防の基本は「歯みがき」

赤ちゃんの歯を拭いているイラスト

7か月ごろ

歯が生えてきたら、水でぬらしたガーゼで歯や歯ぐきを拭くことから始めます。

口の中はとても敏感なので、少しずつ歯ブラシの感触に慣れさせていきましょう。

子どもを膝にのせて歯磨きしている女性のイラスト

1歳6か月ごろ

奥歯(第一乳臼歯)も生え始め、むしば菌の代表格であるミュータンス菌にも感染しやすい時期です。

1日2回は歯みがきをし、特に寝る前は丁寧にみがきます。

鏡を見ながら歯磨きをする子どものイラスト

3歳ごろ

奥歯が生えそろい、乳歯が20本になります。奥歯は深いみぞがあり、みがきにくいところです。

みぞ、歯の根元、歯と歯の間に直角になるよう歯ブラシをあてて、しっかり仕上げみがきをします。

「仕上げみがき」の基本テクニック

歯ブラシは「保護者が使う仕上げみがき用」と「こどもが自分で持つ用」の2本を用意します。

最初は遊びながら、楽しい雰囲気で短時間にし、少しずつ習慣づけましょう。

歯に対して90度で歯ブラシをあてているイラスト
  1. 仕上げみがき用歯ブラシは、ヘッドはこどもの親指くらいの大きさで、柄は長めの物がおすすめです。毛先が開いたら交換しましょう。
  2. 持ち方は鉛筆と同じように持ちます。
  3. 歯ブラシを歯に直角に当て、小さく前後にみがきます。
  4. 歯ブラシを持っていない方の指で、くちびるを上げて、歯が見えるようにします。(上の前歯の中央に上唇小帯という太い筋があり、歯ブラシが当たると痛いので、前歯をみがく時は人差し指でガードしながらみがきます。)
  5. 保護者の足を広げた間にこどもを寝かせ、こどもの頭を保護者の太ももで優しく挟み込み安定させましょう。

フッ素の利用について

フッ素とは

フッ素は自然環境物質で植物などにも含まれており、私たちにとって意外と身近なものなのです。私たちが毎日食べる海産物や肉、野菜、果物、お茶などのほとんどの食品に、微量ながら含まれています。

フッ素の効果

  1. 歯の質を強くします。
    歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。
  2. 歯の再石灰化を促進します。
    酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
  3. むし歯菌の働きを弱める
    フッ化物の抗菌作用により、むし歯菌の働きを弱め、酸をつくるのを抑えます。
フッ素入り歯磨き粉と歯ブラシのイラスト

フッ素配合歯みがき剤の利用

フッ素配合歯みがき剤は歯が生えてきたら利用できます。

6か月から2歳まで
つまようじの先に着く程度の少量を使用し、うがいが出来ない場合は、軽くふき取ってあげましょう。

3歳から5歳
使用量は5mm以下で、就寝前が効果的です。歯みがき後5から10mlの水で1回だけうがいをします。

定期的に歯科健診を受けましょう

歯とお口の健康をつくるために、歯医者さんでは歯科健診や歯科相談を行っています。また、むし歯や歯周病予防のための治療を行っています。

歯ブラシを持つ子供と、ピカピカになって笑顔の歯、焦るばい菌のイラスト

歯とお口の健康をつくるために、歯医者さんでは歯科健診や歯科相談を行っています。また、むし歯や歯周病予防のための治療を行っています。かかりつけ医をもって、定期的に歯科健診を受けましょう。

参考資料

「歯科保健カード」    出典:公益社団法人 日本歯科衛生士会

お子さんの成長に合わせた歯の手入れ方法やむし歯予防について、写真などで分かりやすく説明された資料です。

下のリンクからご覧いただけます。(該当資料はリンク先の下部にあります。)

この記事に関するお問い合わせ先

こども家庭部 母子保健課 母子保健係

電話:0749-24-3931
ファックス:0749-24-5870

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