ふれあい遊び
ふれあい遊びについて
お子さんは、保護者の声を聞く、においをかぐ、スキンシップをとることで安心し、保護者がお子さんの声や表情等を見ながら話しかけることで、愛着関係が育まれていきます。ふれあいながら一緒に楽しい時間を過ごすことは、お子さんの心身の成長を促し、言葉の土台を作り、人と関わることの楽しさを感じることにもつながります。
お子さんと過ごす中で、どう関わって良いのかわからないと思うことはありませんか?実は、お子さんの目を見て話しかけたり、お子さんの身体に触れるだけで十分です。関わり方を何か特別にする必要はなく、日々の楽しいやりとりを積み重ねていくことでお子さんは成長していきます。まずは、お子さんに触れ、話しかけていくことから始めましょう。
今回、ご家庭で行えるふれあい遊びを8つご紹介します。
ふれあい遊びの目的
- スキンシップを通して、お子さんに安心感を持たせ愛着関係を育むこと
- お子さんに身体を動かす楽しさを知ってもらうこと
- コミュニケーションを通して、他者と関わることの楽しさを知ってもらうこと
- 感覚(触覚、聴覚、視覚等)を通して、心身の成長を促すこと
ふれあい遊びのポイント
- お子さんと関わることが楽しいという気持ちがお子さんに伝わるように保護者が関わること(声、動作)
- 保護者とお子さんで一緒に楽しんで取り組むこと
ふれあい遊びの紹介
1.いないいないばあ
- お子さんと対面になり、目を合わせたあとハンカチでお子さんの顔を隠す。
- 「いないいないばあ」と声かけした際に、ハンカチを取り、お子さんと目を合わす。
【アレンジ】
- ニコニコした顔、面白い顔など色々な表情を見せ、声のトーンも合わせて変えてみる。
- 手やぬいぐるみでも行うことができます。
2.こちょこちょ
- お子さんと対面になり、色んな場所(お腹・脇・太もも・足裏など)をこちょこちょする。
- こちょこちょすることで沢山動くお子さんもいるので、周りに危険な物がないか確認して行いましょう。
【遊びの効果】
- 体を触られる感覚を感じることで、自分の体をイメージできたり、体の動かし方が分かる。
3.こんにちはさようなら
- お子さんを保護者の足の上に寝かせ、手を持ちながらゆっくりと引き起こす。
- 起き上がる時は「こんにちは」、寝かせる時は「さようなら」と明るい声かけをしながら親子の距離が近づくのを楽しむ。
【アレンジ】
- 「〇〇ちゃん!」、「バイバーイ!」、「お顔見えたー!」等声かけの内容を変えてみる。
4.すべり台
- 保護者の方が体育座り(三角座り)をして、お子さんの脇の下を支えながら、足の上を滑らせる。
- 滑るときは「しゅるしゅるしゅるー」などと声かけをしながら行う。
【遊びの効果】
- 体でバランスを取りながら滑ることで腹筋や背筋の力がつく。
- 公園でのすべり台をすべる練習にもなる。
5.おもちゃころころ
- おもちゃ(カラーボール等)をお子さんの周辺に転がす。
- 「あれ何だろう?」「キラキラだね」等お子さんが興味を持つように声かけをする。
【アレンジ】
- お子さんが興味を持つものなら何でもOKです。ただし、喉に詰まってしまう小さな物(4cm未満)は使わないようにしましょう。
6.ゆらゆらブランコ
- お子さんの脇の部分を持ち、 「ゆらゆら~」の声かけに合わせて、横に揺らしてみたり、ぐるっと回って回転を楽しむ。
- お子さんに声かけしたり、歌いながら行うとより楽しんで行えます。
【アレンジ】
- お子さんの好きな歌を使う。
- ゆらゆらする方向を変えてみる。
7.たかいたかい
- お子さんの脇の部分を持ち、 「たかいたかい」の声かけに合わせて、お子さんを高く持ち上げる。
- お子さんの喜ぶ姿を見ながら行いましょう。
【遊びの効果】
- 日頃から体を使った遊びをすることで、体の使い方を知ることができ、事故防止にも繋がる。
8.膝のせ遊び
- 保護者の方が膝を伸ばして座り、その上にお子さんを乗せる。
- お子さんの脇の下を持って、膝を曲げ伸ばししてリズムをつけ、足を開いてお子さんを床に着地させる。
【アレンジ】
- お子さんの好きな歌を使うなど音楽に合わせて行う。
9.動画まとめ
【10か月児健康診査でのふれあい遊びの様子】



10か月児健康診査では、お家でできる簡単なふれあい遊びについて、保育士が実際に行いながら紹介しています。是非、お子さんと一緒に行ってみてください♪
更新日:2025年04月02日