彦根市PTA連絡協議会 団体の紹介

更新日:2023年07月24日

PTA活動の手引き -子どもたちの健やかな成長のために-

 21世紀を担う青少年が、たくましく心豊かに成長することは、保護者はもちろん全ての大人たちの願いでもあります。
 しかしながら、社会が急激に変化する中、子どもたちは、お互いに切磋琢磨する機会が少なくなり、連帯意識を培う場や、生活体験や自然体験の場が不足するなど、家庭や地域における子どもの健やかな成長に新たな課題が生じてきています。また、「いじめ」、「不登校」、「児童虐待」など、子どもたちがのびのびと心豊かに成長するという基本的な権利が脅かされている状況にあります。
 こうしたことは、単に子ども自身の問題ではなく私たち大人社会の問題であり、改めて厳しく現状を見つめていく必要があります。
 このような状況をふまえ平成18年に改正された教育基本法では、新たに「家庭教育」に関する条項が盛り込まれ、家庭・地域・学校が相互に連携・協力を深めるとともにその役割と責任を自覚し、それぞれが持つ教育機能を高めることの重要性が指摘されてきています。とりわけ、PTAには家庭・地域・学校を結ぶパイプ役として積極的な活動が期待されています。
 そこで、PTA活動の一層の充実と発展に資するため、PTA活動の目的や活動のあらましを紹介します。

1.PTA活動の原点

 子どもの命や健康を守るのは、第一には親であり、子どもの健やかな成長や将来の幸せを確かなものにするのも親から始まります。我が子のことを真っ先に心配し思い悩んだり、生まれた子の成長に絶えず心配りをしているから、「親」になるのだと思われます。子育ては手間がかかるとともに無償の仕事であり、人間の仕事として最も大切なものの一つです。だからこそわが子の成長が喜びになるのであり、子どもへの愛情が強くなるのではないでしょうか。こうした親の体験や願いを一つの形ある組織にし、子どものための活動を行うことが学校の単位PTAという組織であり、PTA活動の原点です。
 PTAはこの原点に基づき、組織を正しく理解し会員意識を高める活動をし、会員の多様な要求や関心をつねに把握し、実践に取り入れる活動をすることが重要になってきます。

2.PTAとは…?

(1)学校との共通目的

 学校は「子どもの健全な育成を図る」ためにあります。PTAもまた、「子どもの健全育成を図る」ための親と教師の集まりの会です。

(2)PTAの目的

 学校は公教育の機関として、憲法や教育基本法等の法律に従って教育活動をするのに対して、PTAは学校と共通の目的を持ち、保護者と教師が協力し、連携を深め、お互い学び合い、活動を行う社会教育関係団体です。PTAは共通した目的を有する学校教育と密接な関係にあります。子どもの生活の場は家庭・地域社会・学校であり、この三者が連携・協力しながら取り組んでこそ、その効果が最大に発揮されるのです。

(3)家庭・地域・学校の架け橋となるPTA

 近年、社会が複雑多様化し、それに伴い子どもを取りまく環境も大きく変化しています。家庭や地域の教育力の低下などが指摘され、学校はこれまで以上にさまざまな課題に直面するようになりました。このような状況の中で、これからの教育は家庭・地域・学校の連携・協力がますます必要不可欠となり、家庭・地域と学校との架け橋となるPTAの役割は一層重要なものとなってきます。

学校・家庭・地域が連携し育む「生きる力」

 今日的な教育課題である「いじめ」や「不登校」などの問題の根本的な解決をめざしていくためには、これまでの画一的で知識の量の獲得を重視しがちであった教育から、一人ひとりの子どもの個性を大切にし、想像力や判断力や表現力などを育てる教育への質的な転換を図ることが必要です。
 そして子どもたちに《生きる力》を育むためには、学校・家庭・地域社会が十分に連携し、バランスよく教育にあたることが大変重要です。

《生きる力》とは…
  • 自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力
  • 自らを律しつつ、他人と強調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性とたくましく生きるための健康や体力
《生きる力》を育むためには?
  • 家庭や学校や地域が十分に連携したバランスの良い教育
  • 生活体験や自然体験など体験活動の機会の充実
  • 親と子ども、先生とコミュニケーションやふれあいを深めるPTA活動
取り組みのねらい
  • 学校では
    • 子ども一人ひとりの力を伸ばし、「生きる力」を育みます。
    • 持続可能な社会を担う人づくりを進めます。
    • 次代を担う地域の子どもをみんなで守り育てます。
  • 家庭では
    • 教育の出発点であり、基本的な論理観を養い、躾(しつけ)を行う場として教育力を充実することが望まれます。
    • 子どもの教育に対する責任を自覚し、本来果たすべき役割を見つめ直し、親がその責任を十分果たすことが望まれます。
  • 地域社会では
    • 社会体験、自然体験などの経験を豊かにするため、地域社会における教育を活性化することが望まれます。
具体的に進めるために
  • 学校では
    • 持続発展可能な社会を担い、未来を創る、たくましい子どもの育成
    • 確かな学力を育む教育と教育的ニーズに応じた特別支援教育の充実
    • いじめを許さない学校づくりと豊かな人間関係を育む生徒指導の充実
  • 家庭では
    • 基本的な生活習慣・生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの《生きる力》の基礎的な資質や能力の育成に努めます。
    • 母親・父親、さらにはおばあちゃん・おじいちゃんが、愛情をもって子どもとふれあうとともに、時には子どもに厳しく接し、《生きる力》を育んでいきます。
    • 特に、父親は家庭教育に対する責任を自覚し、家族とともに過ごせる時間を確保するようにします。
  • 地域社会では
    • 《生きる力》を育むためには、子どもたちが地域社会の中でいろいろな人たちと交流し、さまざまな生活体験、社会体験、自然体験を豊富に積み重ねることができるよう、みんなで協力していきます。
    • 地域社会の大人一人ひとりが、地域の一員であるという気持ちを持ち、地域社会の活動を自主的に担っていきます。
    • 地域社会が、地域の大人たちが子どもたちの成長を見守りつつ、時には厳しく鍛える場となるようにします。

 このように子どもたちに《生きる力》を育むためには、家庭や地域社会の教育を充実したものにすることが大切であり、学校との協力体制が必要になってきます。そのためにも、三者の接点にあるPTAの役割は大切になってきます。
 さらに、夜間や休日の会合・事業の開催、OBやOG、地域の有志の参加などにより、家庭・地域社会・学校を結び、PTA活動を活性化させることが必要です。

3.PTAの特長をいかした活動

  1. 地域社会との連携による教育環境の改善・充実
    会員は一つの学校に通う子どもの保護者と教師であり、同じ地域(校区)に生活しています。PTA活動を通して地域社会の連携、教育環境の整備や充実、地域社会の問題解決が期待できます。
  2. 家庭や地域における教育や福祉の向上
  3. 子どもにとってよりよい保護者、先生であるための学習活動
  4. 学校教育との連携・協力
    PTAは共通した目的を有する学校教育と密接な関係にあります。子どもの生活の場は、家庭・地域・学校であり、この三者が連携・協力しながら取り組んでこそ、その効果が最大に発揮されることが期待できます。

4.PTAの学習活動

 PTAは学校および家庭が養育に関して理解を深め、子どもの生活向上、環境の改善、充実、会員相互の学習などの活動を行っています。

(1)学ぶPTAの内容

  • 家庭教育を進めるための学習
    • 家庭教育と親のあり方
    • 家庭の躾やルールづくり
    • 子ども理解(子どもの心理)
    • 将来の職業と進路
  • 現代的な課題について
    • 人権(同和)教育
    • 男女共同参画社会
    • 国際理解
    • 高齢化社会
  • 学校教育の理解を深めるための活動
    • 学校の教育方針、目標の理解
    • 教育活動への支援
  • 地域理解を深めるための活動
    • 地域の歴史と伝統行事
    • 地域の施設や文化財

(2)活動するPTAの内容

  • 学校行事への参加
    • 学習参観や学年学級PTA
    • 作品展や音楽会や運動会
  • PTA主催行事に参加
    • 各種講演会や研修会
    • スポーツやサークル活動
  • 地域の青少年育成団体との連携・協力

5.PTAの人権・同和教育

(1)学習の必要性

 近代社会において、すべての人々の基本的人権が尊重され、差別のない明るい社会になることは誰もが望むところです。しかし、現実は部落差別を始め、子ども、女性差別、高齢者、障害者、外国人さらにはHIVやハンセン病患者の方々に対する差別や偏見が後をたちません。特に最近はインターネットやSNSによる陰湿な差別書き込みや落書きも発生しています。彦根市では「人権教育のための国連10年彦根市行動計画」を策定し、行政各分野で人権問題に取り組んでいますが、中でも同和問題を中心的な柱として位置づけており、市民への啓発に努めています。互いに人権を尊重し、人権感覚を身につけることは、学校教育の基本です。小学校や中学校では、各教科や部活動などあらゆる場面で学習を進め、人権尊重の精神を実践できるよう取り組んでいます。私たちPTA会員もあらゆる人権問題に対する教育、研修を深め、一人ひとりの市民的権利や自由が侵されている事実に対しては、直感的におかしいと思う感性が育つまで学習を重ね、身近な差別や不合理等に気付くことが大切です。
 子どもの健全育成を目的とするPTAにおいては、同和問題をはじめとするさまざまな人権問題は、欠かすことのできない重要な学習といわねばなりません。子どもたち一人ひとりが心豊かに育つよう日々取り組んでいかなければなりません。

(2)PTA人権教育の学習内容(例)

  1. 子どもの人権問題(いじめ、虐待等)
  2. 身の回りにある差別や偏見
  3. 同和問題の歴史と解決への取り組み
  4. 家庭・地域・学校・企業での人権教育
  5. 人権問題の解決
  6. 人権問題と身元調査

6.PTAの「いじめ」への対応

 「いじめ」の問題は、深刻かつ重大な社会問題であり、家庭・地域・学校が連携して、その解決に向けて取り組まなければならない重要な問題です。子どもたちが学校や地域という集団生活の場で、よりより人間関係(友人関係)を築けるよう、日頃から子どもたちを支援し援助するとともに、一人ひとりが人権感覚をより高め、そのことを日々の生活に活かしていくようにすることが大切です。

「いじめ」とは…

 文部科学省の調査では「一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」とされています。
 「いじめ」の形としては、「仲間はずれにされる」、「冷やかしやからかいを受ける」、「持ち物にいたずらをされる」、「暴力を受ける」、「万引きなどの犯罪をさせられる」などいろいろな形が挙げられます。

いじめの早期発見チェックポイント

家庭で
(1) 表情がさえず、おどおどした様子が見られる。  
(2) 持ち物をひんぱんになくしてくる。  
(3) 教科書やノートにいたずらをされて帰ってくる。  
(4) いろいろと理由をつけて、お金をたびたび要求する。  
(5) 衣服を汚してきたり、あざや傷をつけてきたりする。  
(6) 家族の些細な言葉にイライラしたり、反抗したりする。  
(7) 登校をしぶったり、早退や欠席したりすることが多くなる。  
(8) 家族を避け、何か隠しているような気配が感じられる。  
(9) TVゲーム等の一人遊びに夢中になり、外出が少なくなる。  
(10) よく電話がかかってきて、困っている様子がうかがえる。  
(11) 体のあざや傷を隠すためお風呂に入るのを嫌がるようになる。  
(12) 学習意欲をなくし、学校の成績が急に悪くなる。  
(13) 頭痛・腹痛等をよく訴えるが、特に異常がない。  
(14) 携帯電話(スマートフォン)でのやりとりで気になる様子がある。  

子どもの変化に気づいたら次のような対応をしてみましょう。

(ストップいじめアクションプラン 保護者のアクションより抜粋)

1.自分の子どもの声をじっくり聴きましょう
  1. 日頃から子どもに話しかけ、表情や返ってくる言葉に気を配りましょう。
  2. どうしても話を聴くことができないときには、後から話を聴く機会を作るように工夫しましょう。
  3. 話を聴くときは、うなずきながら子どもの言葉にしっかりと耳を傾けましょう。
  4. じっくりと聴くことが「安心」「信頼」を与えることであると自覚しながら、最後まで話を聴きましょう。
2.自分の子を見守り、理解し、支えましょう
  1. 家族の人間関係を大切にした憩い安らげる家庭づくりに努めましょう。
  2. 日頃から声掛けするとともに、悩みを共感したり、必要に応じてアドバイスしたりしましょう。
  3. 日常の子どもの言動の中から、いじめの兆しを見逃さないように努めましょう。
3.いいことはいい、ダメなことはダメとしっかり伝えましょう
  1. 兄弟姉妹がいる場合は、比較するのではなくそれぞれの子どもががんばっているところをほめ、お互いが手本となる関係づくりになるようにしましょう。
  2. 社会で許されないことは、親として断固として許さず、間違った価値観は通らないことを教えましょう。
  3. 親自身が、大人としての言動に責任を持ち、ごまかしたり意地を張ったりしないようにしましょう。
4.子どもが生活の主体者となれる場を見つけ、体験をさせましょう
  1. いろいろな体験を積ませることによって、自ら考え、問題を解決する力をつけるようにしましょう。
  2. 部活動、クラブ活動、ボランティア活動、地域行事等、年齢の異なる人々とのふれあいを通して、年上の人から学んだり、年下の人の面倒を見たりして豊かな人間関係を築けるような土壌づくりに努めましょう。
5.規則正しい生活習慣づくりに努めましょう
  1. 心の安定は、安定した生活から生まれるものであり、家族みんなで早寝、早起き、朝ごはんに心がけ、規則正しい生活を送りましょう。
  2. できるかぎり一緒に食事をする等、親子で過ごす時間を大切にしましょう。
6.学校と一緒に動き、協力して解決にあたりましょう
  1. 日頃から子どもの言動や表情に留意し、気になることや心配なことは、早めに学校の先生に相談しましょう。
    • 加害の場合:直接いじめに関係しているかはわからなくても、気になる言動があれば、まずは学級担任の先生に相談しましょう。
    • 被害の場合:子どもが学校の先生には知られたくないという場合でも、子どもの様子を見守りつつ学校に相談しましょう。その場合、「知られたくない」という子どもの思いは必ず学校に伝えておきましょう。
  2. 子どものケアを最優先にして、学校と一緒になっていじめ問題の解決に努めましょう。
  3. いじめを許さない環境をつくりましょう。
7.地域で子育てを支えあう、PTA活動を促進しましょう
  1. PTAで呼びかけたり、研修や講演会等に積極的に参加したり、フォーラムを計画したりして、保護者全体でいじめをなくす機運を高めましょう。
  2. 日頃から保護者同士が連携に努め、みんなで子どもを育てる環境づくりに努めましょう。
彦根市内の主な社会教育施設・行政機関等
施設名 所在地 電話番号
市立図書館 彦根市尾末町8-1 22-0649
彦根城博物館 彦根市金亀町1-1 22-6100
各地区公民館

 

 
荒神山自然の家 彦根市日夏町4794 28-1871
子どもセンター 彦根市日夏町4769 28-3646
ふれあいの館 彦根市八坂町2408 25-4452
東山児童館 彦根市里根町163-6 23-3582
ひこね市文化プラザ 彦根市野瀬町187-4 26-8601
プロシードアリーナHIKONE 彦根市小泉町640 30-9226
みずほ文化センター 彦根市田原町11 43-8111
教育委員会事務局学校教育課 彦根市元町4-2 24-7973
教育委員会事務局学校支援・人権・いじめ対策課 彦根市元町4-2 24-7978
教育委員会事務局生涯学習課 彦根市元町4-2 24-7974
教育研究所・オアシス 彦根市中央町2-26 24-0415
少年センター・あすくる 彦根市平田町670 24-9140
子ども・若者課 彦根市平田町670 49-2251
社会福祉課 彦根市平田町670 23-9590
幼児課 彦根市平田町670 23-9597
彦根市社会福祉協議会 彦根市平田町670 22-2821

 

彦根市PTA連絡協議会の組織

会旗

彦根市PTA連絡協議会旗

 彦根市PTA連絡協議会は、昭和27年に結成されました。21世紀を担う青少年が、たくましく心豊かに成長することは、保護者はもちろんのこと市民すべての願いでもあります。
 しかしながら、社会が急激に変化する中、子どもたちはお互いに切磋琢磨する機会が少なくなり、連帯意識を培う場や生活体験や自然体験の場が不足するなど、家庭や地域における子どもの健やかな成長に新たな課題が生じています。また、「いじめ」、「不登校」、「児童虐待」など、子どもたちはのびのびと心豊かに成長するという基本的な権利が脅かされている状況にあります。
 こうしたことは、単に子ども自身の問題ではなく私たち大人社会の問題であり、改めて厳しく現状を見つめていく必要があります。子どもたちの健やかな成長を育むためには、家庭・地域・学校が相互に連携をして、協力を深めるとともにその役割と責任を自覚し、それぞれが持つ教育機能を高めることが極めて重要です。
 彦根市PTA連絡協議会は、社会の変化に対応しながら、常に子どもたちのより良き成長を願い努力している組織です。

1.彦根市PTA連絡協議会の組織

彦根市PTA連絡協議会は現在、こども園・幼稚園9、小学校17、中学校7の33単位PTAで組織されています。

(1)役員および会計監査

 会長1名、副会長5から9名(ただし外数として校(園)長1名)、部長他10名、会計2から3名、会計監査2名。
 選出方法は、選考委員会において単位PTA代表者と推薦者6名から互選し、結果を総会に報告。他に顧問若干名、事務局長1名(会長または副会長の代理で会議に出席する場合があるため事務局長の役職名が必要)。

(2)部会

 総務部会、研修部会、広報調査部会、校外指導部会の4部会。総務部会は役員で構成し、その他の3部会は単位PTAの会長、副会長で構成。

(3)ブロック

ブロックは中学校区単位とし、校区内のこども園・幼稚園・小学校・中学校単位PTAで構成。市内7ブロック。

東中ブロック:東中学校、城東小学校、佐和山小学校、旭森小学校、佐和山幼稚園、旭森幼稚園

鳥中ブロック:鳥居本中学校、鳥居本小学校(鳥居本学園)

西中ブロック:西中学校、城西小学校、城北小学校、彦根幼稚園、城北幼稚園

中央中ブロック:中央中学校、平田小学校、金城小学校、平田こども園、金城幼稚園

南中ブロック:南中学校、城南小学校、城陽小学校、若葉小学校、亀山小学校、城陽幼稚園

彦中ブロック:彦根中学校、高宮小学校、河瀬小学校、高宮幼稚園

稲中ブロック:稲枝中学校、稲枝東小学校、稲枝西小学校、稲枝北小学校、稲枝東幼稚園

(4)総会および協議会

 総会は、単位PTAの会長・副会長・学校(園)長で構成し、年1回(年度初めに)開催。協議会は単位PTA会長・副会長で構成し、定例協議会を年3回(学期に1回)開催。

事業と活動

(1)彦根市PTA大会(全会員対象)

 彦根市PTA連絡協議会のPTA大会は、毎年ひこね文化プラザにおいて会員参加のもとに開催しています。日頃の実践活動の発表や交流などを通し、連携の輪を広げる中で、今後のPTA活動のあり方についてより一層の理解を深めます。子育て体験発表や大会行事を通し、研修活動についての理解を深める機会としています。

(2)お父さんも研修会(全会員対象)

「子育ては母親の仕事、そう思ってるお父さんは要注意」
(家庭教育ノートより)

 家庭での父親の存在感が薄くなり、社会の善悪の躾がおろそかになってきたと言われています。父親は、基本的な考えは共有しつつも母親とは違った視点で子育てをすることで、密着しがちな母子関係を修正していく役割があります。そして、父親が子育てに自然に参加し、その影響力を発揮できるように、両親はお互いにパートナーとしての配慮をすることが必要です。子育ては、マニュアル通りに進められるものではありません。わが子の健やかな成長を願い、地域や社会全体に関わることができる人に育てるためにまず、親自身が子育ての大切さを理解し努力・挑戦することが大切です。父親の子育て教育の秘訣を考える研修会です。

(3)就学前子育て研修会(幼稚園会員対象)

 就学前の大切な時期の子育ては、マニュアル通りに進められるものではありません。子どもたちは家庭でのルールや約束を守ったり破ったりしながら、人との関係のあり方や社会のルールの大切さを学んでいきます。まず、親自身がルールに反することはせず、子どもが「自分さえ良ければいい」「ルールを守らない」という行動をしたとき、正さなければなりません。子どもに信頼され尊敬される親であり続けるためにも、親自身が子育ての大切さを理解し努力することが大切です。子どもの歩く先の障害物をすべて先回りしてどけていく(過保護)、子どもの一歩一歩について指示をしていく(過干渉)のでは、いつまでたっても子どもは一人で歩けるようにはなりません。親は他の子どもと比べたり自分の望みやペースを押しつけたりしがちですが、子どもは一人ひとりみな違います。その子の個性を認め、ありのままに愛したいものです。就学前の大切な時期の子育てを考える、こども園・幼稚園のPTA会員を対象にした研修会です。なお、この研修会のみ託児を行っています。

(4)PTA活動セミナー(新会長・新副会長対象・新事業部長対象)

 PTA役員・委員に新しくなられた方が、PTA活動を進める具体的な手がかりをつかんでいただく機会として開催しています。子どもの幸せを願い、PTA活動について考え、そのノウハウを学び合うセミナーです。毎年3月に開催、令和5年度で37回目となります。

(5)校外指導連絡会(各学校のパトロール・中学校ブロック校外指導連絡会)

 子どもたちの置かれた厳しい現実をふまえ、心豊かでたくましい子育てを願うため単位PTAのみにとどまらず広く校・園間の連携の輪を広げ、連絡・交流・調整対応等実践への手だてを話し合う場として中学校ブロックごとに開催しています。
 『青少年健全育成に協力する店』協力依頼活動については、青少年を取り巻く環境の浄化を図るとともに不健全な行為から少年を守り健全育成に努めるため市内の商店、カラオケボックス、コンビニエンスストア等に協力を求めています。事件・事故の防止や青少年の非行防止、健全育成のため、営業にあたって注意していただき、ステッカーを店頭に貼っていただくよう依頼する活動を展開しています。市内約300店が協力を約束し、その指定店として協力いただいています。

『青少年健全育成に協力する店』ステッカー

彦根市PTA連絡協議会と彦根市青少年育成市民会議が、協賛でステッカーを作成し、各単位PTAが『協力店』依頼。年度末に青少年育成市民会議が、初発型非行防止対策の巡回指導活動費を各単位PTAに支給。

『青少年健全育成に協力する店』ステッカー

(6)ウィークエンド・クラブ活動(市内17校の全小学校)

 「豊かな心」や「生きる力」を育成することを基本的なねらいとし、子どもたちが「地域に根ざし、よりよく生きる力」を身につけることを目的としています。地域を愛する心(自然・文化・人等を思いやる心)、地域と共に生きる力(自ら働きかける意欲と実践力)を身につける事業です。近年の活動の場は学校にとどまらず、地域の史跡、地域の自然等の取り組みを行うことで範囲が広がり、地域の指導者との関わりを多く取り入れた活動が増えてきています。伝承の遊びを通して学び、ふれあいを深めたり、環境内容を取り入れ、親子で勉強する姿も多くなりました。ウィークエンド・クラブ活動は平成12年度から始まりました。

(7)広報紙「彦Pだより」(全会員配布・年2回)

 本協議会の活動状況や単位PTA活動の情報交換を行うことにより、会員意識の高揚や、単位PTA・ブロック活動の活性化を図るため、広報紙(A4版)を年3回発行し、各単位PTA活動の記事、彦P連活動、研修会内容紹介の記事を中心に掲載しています。

問い合わせ

彦根市PTA連絡協議会 事務局
522-8501 彦根市元町4番2号
彦根市教育委員会 生涯学習課内
電話(生涯学習課):24-7974 ファックス:23-9190
携帯(事務局直通):080-4207-1365