彦根バルブ物語
バルブは私たちの生活の『縁の下の力持ち』
バルブという言葉はご存知でしょうが、一番身近なものでは水道の蛇口もバルブです。
液体や気体などの流体を止めたり、流したり、絞ったりする役目をするのがバルブで、上下水道から化学プラント、船舶、ビルなどの配管に使用されています。普段見かけることは少ないものですが、バルブは私たちの生活には欠かせないものなのです。
なぜ彦根でバルブなのかというお話
明治の中期に門野留吉氏がバルブの製造を始めたのが、彦根バルブの始まりといわれ、その後、同族の分家や職人へのノレン分けによって業者数が増え、近代的な経営とともに一大産地が形成され、百年あまりの歴史を刻んでいます。
現在、彦根バルブは30社前後のブランドメーカーとそれを支える70~80社からなる関連企業で業界を構成し、業界で働く従業員は1,500名以上になります。
『バルブ』と一口に言ってもこんなに多種多様
バルブにも用途によっていろんな種類がありますが、彦根では主に鋳鉄製の素材を中心に、小さなサイズから人間がくぐり抜けることができる3mの大口径のものまで製造されています。
用途に応じて仕切弁、バタフライ弁、ボール弁、玉形弁、消火栓などいろいろな使用のバルブを手がけ、年間生産高も250億円近くにのぼります。
水道用
産業用
船用
毎日の生活に密着しているバルブだから機能性がモノを言います。
水、油、食品、薬品などすべての液体は、バルブによって安全に流れを制御します。
ふだん皆さんが家庭で不自由なく使っている水やガソリンなどは多くのバルブを通ってきており、家庭や工場、船やビルなどに何万、何十万個という彦根で造られたバルブが活躍しているのです。
今、彦根バルブ業界は国内はもとより世界各国で生産を行い、まさに彦根・V・ワールドと言われる業界に位置しているのです。
以上「彦根物語」、業界案内誌「彦根のバルブ」から
滋賀バルブ協同組合
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更新日:2024年09月02日